一般的に、男性は実に嘘をつくのが下手です。
女性が男性の嘘を見抜けるのは、男性側の嘘があまりにもわかりやすいからです。
しかし、男性が嘘をつくときには、様々なパターンがあります。
男性の嘘は心理術から解説すると「防衛機制(ぼうえいきせい)」というものに当たります。
防衛機制とは、精神分析学者のジークムント・フロイトが最初に提唱した言葉で、自分の欲求不満や欲望から無意識に自分を守る手段だと説明しています。
つまり、不安や不快感を引き起こす思考や感情を抑え、自我の安定を保つために働く無意識の思考と行動のパターンなのです。
嘘をつくときには、「否認」、「合理化」、「投影」、「抑圧」、「置き換え」、「退行」など様々な行動パターンがありますが、ここでは女性に対する嘘のパターンである「否認」について重点的に説明します。
「否認」とは自分のことを正当化し、その正当性を維持するために相手に嘘をつくことです。
つまり、男性にとって女性に嘘をつくというのは、自分自身の立場を保持するためにすることがほとんどなのです。
たとえば、男性がパチンコに行き、交際相手の女性がパチンコをする人が嫌いだとわかった場合、「オレもパチンコをする人が嫌いなんだ」と嘘をついたりします。
いずれバレてしまうような嘘でも、自分の立場、そして相手との関係を壊したくないために、悪気なくついてしまうのが、否認の嘘です。
女性にしてみたら、「そんなの正直に言ってくれたらいいのに」と思うでしょうが、それができないのです。
だからこそ、女性は男性が嘘をついているとわかっても、すぐに問い詰めたりはせずに、しばらく様子を見てあげてください。
すぐに問い詰めると男性のメンツが丸つぶれになり、あなたのもとから離れたいと考え始める可能性も…
知っていても知らないフリ…
これもひとつの愛情表現なのかもしれません。
一方、女性に多い嘘のパターンは「置き換え」です。
たとえばコンパなどで、女性は必ず「興味はなかったけど、人数合わせで頼まれて参加した」などと説明します。
これは、自分が行動した理由を「友達を助けるため」と置き換えているのです。
女性に「コンパに行ったことがありますか?」と質問してもが、ほとんどの女性が「はい。自分の意思で行ったことがあります」と答えないのも、これが理由です。
なお、男性は女性と違いノンバーバル(非言語)のコミュニケーション(表情や顔色、しぐさなど)で情報を受け取ることが苦手なため、ちょっと考えればわかるような女性の嘘でも、気がつくことは少ないでしょう。
Sponsored Links
この記事へのコメントはありません。