東京都府中市の大國魂神社(武蔵国の国府である当地の総社)で行われる例大祭…
「くらやみ祭り」をご存知でしょうか?
祭事名:くらやみ祭
開催日時:2018年4月30日(月・祝)~5月6日(日・祝)
開催場所:大國魂神社 ※東京都府中市宮町3-1
電話:042-362-2130
アクセス:
JR「府中本町駅」下車、徒歩5分
京王線「京王府中駅」下車、徒歩5分
※時間帯
4月30日(月)午前9時30分出発〜午後3時30分帰社・・・品川海上禊祓式(汐汲み・お浜降り)
5月1日(火) 午前9時30分・・・祈晴祭(一日祭の後引き続き行う)
5月2日(水)午後7時30分〜午後8時・・・御鏡磨式
5月3日(木)午後6時〜8時・・・山車の競演、午後8時・・・競馬式(こまくらべ)
5月4日(金)午前9時・・・御綱祭、午後12時30分〜2時・・・萬燈大会、午後1時30分・・・子供神輿渡御、午後5時〜6時・・・太鼓の響宴、午後6時〜9時・・・山車の巡行
5月5日(土)午前10時・・・例祭、午後1時30分・・・道清め、午後2時30分・・・太鼓送り込み午後2時・・・宮乃咩神社奉幣、午後3時30分・・・御饌催促の儀、午後3時30分・・・動座祭、午後5時20分頃・・・威儀物授与、午後5時20分・・・御霊遷の儀、午後6時・・・神輿渡御、午後8時30分・・・坪宮奉幣、午後10時10分・・・野口仮屋の儀、午後10時30分ごろ・・・やぶさめの儀
5月6日(日)午前4時〜8時・・・神輿還御(おかえり)、午前9時頃・・・鎮座祭
期間中は約70万人の人出で賑わうこの「くらやみ祭り」…
東京都指定無形民俗文化財にもなっています。
それでは「くらやみ祭り」の歴史を詳しくみていきましょう。
Sponsored Links
「くらやみ祭り(府中市)」の歴史と概要
くらやみ祭りは大国魂(おおくにたま)神社(東京都府中市宮町)の祭礼です。
昭和35年(1960年)までは、深夜に町中の灯火を消して暗闇の中を神輿(みこし)の渡御(とぎょ)が行われたので、今でもくらやみ祭りといわれています。
大国魂神社は古くは武蔵国(むさしのくに・現在は東京都、埼玉県、神奈川県の一部)の総社で六所宮(ろくしょのみや)と呼ばれ、武蔵国内の主な神社の祭神を境内に合祠しており、御神幸(ごしんこう)にも六社の神輿が随奉します。
祭礼4月30日の神職らによる品川沖の海上禊祓式(かいじょうみそぎはらいしき)にはじまり、2日から4日にかけて御鏡磨祭(みかがみまつり)り競馬式(こまくらべしき)、御綱祭(みつなさい)などの数々の古式神事が執り行われます。
5日、種々の儀式の後にいよいよ本社神輿の「宮出し」です。
午後6時に号砲を合図に御先払い以下、各宮の太鼓を先導として、一宮(いちのみや・小野大神)、二宮(にのみや・小河大神)、三宮(さんのみや氷川大神)、四宮(しのみや・秩父大神)、五宮(ごのみや・金佐奈大神)、六宮(ろくのみや・杉山大神)、本宮(ほんぐう・大国魂大神)の神輿が正面大鳥居を出て、旧·甲州街道を西へ進み、これらと別に御霊(ごりょう)宮の太鼓と神輿が西鳥居を出て、八基の神輿すべてが祭神の降臨した御旅所(おたびしょ)に入り、秘儀が行われます。
翌朝午前4時に八基の神輿は御旅所を出発し、夜明けの町々を回り、7時ころまでに神社に戻り、鎮座祭が行われて御神幸祭は終わります。
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
この記事へのコメントはありません。