「同棲は結婚の前段階」…
そんな風に考えている人も多いようです。
しかし、実は同棲したカップルが結婚に至る率は意外なほど低いものなのです。
社会学者のサスラーの調査によると、同棲開始から4~7年以内に結婚したカップルの割合は40%でしたが、結婚に至らず別れたカップルは42%と、こちらの方が多かったのです。
しかも別れたカップルは、信じている宗教、教育レベル、年齢など、似通ったところが多いことがわかりました。
意外に思えるかも知れませんが、心理学者のウインチの調査によると、うまくいっている夫婦には類似ではなく相補的な関係が見られました。
たとえば、妻が援助好きな性格の場合は夫が援助を受けるのが好き、妻が支配的な場合は夫が服従的という関係です。
逆に、社会学者のマーチンによると、次のようなカップルには危機が訪れるそうです。
➀妻に母性を求める夫と支配的な妻の組み合わせ
➁冷たい夫と愛情に飢えた妻の組み合わせ
➂幻想を共有している夫婦
➃相互寄生的な夫婦
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ところで、同棲中の女性に対し「今、一緒に住んでいる男性と結婚するつもりですか?」と聞いたところ、男性の収入に満足している女性は80%が「イエス」と答えましたが、収入に満足していない女性は50%に留まりました。
つまり男性側から見ると、相手が結婚を承諾してくれるかどうかは稼ぎ(収入)にかかっているということになります。
しかし、「収入が高い男性ほど結婚も別れもせず同棲を長びかせる傾向がある」という調査結果もあります。
このことからも、結婚に結びつけたい女性は、(収入に関しては)あまり高望みしすぎない方が良さそうですね。
では、すでに同棲中という人は、どのようにして幸せなゴールを目指せばいいのでしょうか?
心理学者のローゼンブラッドが、同棲中のカップルと結婚しているカップルに次の質問をしたところ、結婚しているカップルほど「イエス」の数が多いことがわかりました。
➀あなた方はマイカップを持っていますか?
➁あなた方はマイクローゼットを持っていますか?
➂あなた方はベッドのどちら側に寝るかを決めていますか?
➃あなた方はプライベートスペースを持っていますか?
自分専用のカップやプライベートスペースを持っているというのは、なわばりを確保しているのと同じこと。
相手の存在をしっかり受け止めているという証拠ですから、結婚してもうまくいく可能性が高いのです。
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