様々な場所で様々な出会いがありますが、そこで初対面の人とは、なぜかいつも会話が上手くいかない・・・・会話が続かない・・・・という理由で悩んだ経験はありませんか?
特に日本人はシャイで人見知りの人が多いと言われていますが、特に人見知りでもないけど、なぜか上手く会話ができないという人もいるかと思います。
初対面の場合でも、話が上手くできて、すんなり仲良くなれたらいいですよね。
そうなるにはもっと会話術を磨けばいいの?やはり人見知りだから無理なのかな?・・・・と色々考えてしまいます。
そこで今回は、そもそもなぜ初対面の人とだと会話が上手くできないのか、についてご紹介していきます。
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初対面の人と会話が上手く続かないのはなぜ?
初対面というのは、本屋さんで本の表紙を見るときと同じです。
タイトルを見ればその本のだいたいの内容がわかりますが、すべてがわかるわけではありません。
なんとなくこんなことが書いてある、と想像できる程度でしょう。
次にパラパラとページをめくり、目次に目を通します。
そこで興味が深まり、もっと知りたいと思ったらその本を買い、じっくりと読むでしょう。
そこでようやく内容がわかります。
初対面では、相手の顔や服装やしぐさなどから、その人のことを想像します。
でも、この段階ではまだ自分勝手な思い込みと自分の都合で、相手の人を想像しているにすぎません。
何かを言おうとしても、その言いたいことは唇まで行きながら、言葉を発する瞬間に戸惑いを覚えて、また気持ちの中にしまわれるのです。
口に出すタイミングがうまく見つからないのです。
はじめて会った人との会話は、そんな感じです。
それはまた、一種の駆け引きのようなものといえるかもしれません。
その駆け引きは、相手の人とはもちろんですが、自分の想像との駆け引きでもあるのです。
こんなこと話したら嫌われるかもしれない。
だからこういうことを話さないといけない・・・・など相手の人を気づかいながら、心の中で自問自答しているのです。
本屋さんで本のページをパラパラとめくるのと同じで、何気ない会話を交わしていくうちに相手の内面が見えてきます。
しかしまだまだわからない部分がほとんどです。
目次を見て興味が深まるように、相手の人に対する想像をふくらませながら試行錯誤して、頭に浮かんだ言葉を飲み込んだりしているのです。
本をパラパラと見て内容がすべてわかってしまったら、あなたはその本を買おうとはしないでしょう。
同じように初対面の人がどんな人なのかすぐにわかったら、こんなにつまらないことはありません。
人間関係は、何回も何回も会っていく中で築かれていくものです。
距離が一気に縮まるときというのは、誤解や思い込みが多いのです。
そして何かの拍子にまた一気に離れていったりもします。
距離が遠のいたり近づいたりしながら、少しずつ人間関係はできていくものです。
ですから最初はうまく話ができなくて当然なのです。
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