アメリカのピュリッツァー賞作家アリス・ウォーカーはこう言いました。
「あなたに黙っておくように強要する人や、あなたが成長する権利を否定する人は、あなたの友だちではありません。」と。
ある人と友だちであり続けるのは、簡単なことではありません。
友だちをつくることもそうです。
たとえば好きな人から自分に対する本音を聞かないようにすることで、逆にその人との友情を傷つけてしまうこともあります。
「お互い、相手が聞きたくないことをいってはならない…」という条件のもとに友情を築いたのなら、それは本当の友情ではありません。
それは拘束です。
友だちというのは、自分のことを一番良く知っている人であって欲しいもの…
あるいは、たとえ欠点に気づいても批判することなく、それをそっと教えてくれる人であって欲しいものです。
もう一つ、愛している人に変わらないことを要求してしまうと、その人とは友だちにはなりえません。
友だちは変わります。
友情も変わります。
本当の友だちは、自分が変化していることを率直に語ってくれるはずです。
人から援助を受け入れるにはコツがいります。
ですから、実際に援助を受ける人はほとんどいませんし、その大切さを認める人はもっと少ないようです。
喜んで手伝いをしてくれる友人が、すぐそばにいるということが良くあります。
このような人は、おそらく誰かの役に立てることをうれしく思う人でしょう。
ただ、自分が彼らに手助けさせるチャンスを与えないだけなのです。
私たちは、やらなければならないことに対しては熱中し、自分自身を励ましながらでも頑張ります。
そして、すべてを自分一人でやらなければ気が済まないのです(それを密かに楽しみながらやるかもしれません)。
自分を気にしてくれている人や愛してくれる人に自分のために何かをさせてあげる喜びを与えないのは、とても悲しいことです。
彼らはただじっと座って、私たちがあくせくしているのを見ていなければならないでしょう。
何もせずに…
何もかも自分ひとりでやろうと気を張り詰めないことです。
まわりに、喜んであなたを助けてあげたいと思っている人がいるかもしれないのですから。
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