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いじめをする人の心理とは?結局は○○がないからいじめをしてしまう?!




今やいじめは、なかなか解決することのできない複雑な問題となっています。
ニュースでも頻繁に取り上げられ、最悪の場合、死にいたってしまうこともあります。

平成29年10月26日発行文部科学省によると、小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの認知件数は323,808件(前年度225,132件)と前年度より 98,676件増加しており,児童生徒1,000人当たりの認知件数は23.9件(前年度16.5件)と発表されました。

また学校に限らず、職場でもいじめで悩んでいる人がいます。

いじめはとても複雑な問題であり簡単に解決に向かえないからこそ、長年の課題となってしまっています。

「こうすればいじめはなくなる」と言う単純なものでは決してありませんが、ここでは仏教において「いじめられる人」と「いじめる人」について少しお話ししたいと思います。




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いじめをする人の心理とは?結局は○○がないからいじめをしてしまう?!


いじめに苦しむ人にとっては、なんとかしてほしい、この世からいじめをなくしてほしい、と心から願うことでしょう。
しかし、いじめの実態は、その場所、その人によってさまざまで、決して単純なものではないため、大変難しい問題です。

ただ一ついえるのは、仏教においては「与えられた環境でどう生きるか」を説いているということです。

いじめのない世界をつくることではなく、その環境でどう生きるかが大事…
と言うのも、決して環境を変えることはできないからです。

すると答えは単純で、環境に適応する強い精神力を持つしかありません。

身も蓋もないいい方ですが、それ以外に方法などないのです。

実際にいじめられているのなら、「いじめられる人」という役回りを受け入れて、堂々としているしかありません。
「いじめられたくない」、「どうして自分だけこんなひどい目に遭うんだ」、「この職場の人たちはおかしい」などと思うのは勝手ですが、そうやって周囲の環境に文句をいっても、現実は何も変わりません。

惨状を上司に報告したり、公共機関に相談したりすることで状況が改善されるなら、そうすればいいと思います。
暴行などの被害を受けているなら、法的手段に訴えることも必要でしょう。

しかし、そのようなレベルに達していないなら、その環境、立場を受け入れ、堂々と生きる心の強さを身につけるほかありません。
その心の強さを身につけ、何をされても堂々と振る舞っていれば、自然にいじめはなくなっていくものです。

また、いじめる側についても少し述べておきましょう。

社会(あるいは会社)でいじめをするというのは、能力が足りない証拠です。
本当に能力のある人は、いじめなんてしません。

どんな人がいじめをするかといえば、「まったく仕事ができない人」、あるいは「ちょっとくらい仕事ができるからといって調子に乗っている人」あたりではないでしょうか。

結局は、社会人として不適合者なのです。

もともと日本には「出る杭は打たれる」という言葉があるように、新入社員の中で「コイツはちょっとできそうだな」というタイプがいじめられることもよくあります。

能力のない連中が能力の高い人をつぶそうとするわけです。
愚かで、バカげた話ですが、そういう風潮はなくなりません。

そういう面においては、日本はとても優しくない国です。
日本という国(あるいは国民)は互いに協力的で、親切な面を持っています。

しかし、その一方で「近くにいる優れた人を素直に応援できない」という側面も持っています。

テレビでゴルフの石川遼選手が活躍しているのを見ると心から応援できるのに、自分の職場で活躍している若者を見ると、「調子に乗るんじゃない!」、「昨日、今日入社したばかりのヤツが偉そうな顔をするな!」と文句の一つもいいたくなる…

そんな傾向があります。

それはある種の国民性で、アメリカへ行けばアメリカなりの、中国へ行けば中国なりの「優しい面」と「優しくない面」があります。
これは仕方のないことです。

しかし、目の前にいる優秀な人を見て足を引っ張ったり、ちょっと気に入らないからといって誰かをいじめたりするのは「自分に能力がないことを宣伝している」ということをしっかり覚えておいてください。

身近な人を素直に応援することができないなんて、心がゆがんでいます。

誰かをいじめている人は、「なぜ自分はいじめをするのか」を考えてみるといいでしょう。

誰かをいじめたところで満足なんて得られるはずがありません。
そして、それは本人にもわかっているはずです。

いじめをする暇があるなら、「本当の実力」をつけるよう勉強したほうが余程お互いのためです。

そもそも、ブッダは「すべての命に対して慈しみの心を持つように」と教えています。

慈しみとは相手のことを思い、心配する心。
たとえばそれは「けっして他人の苦しみを願わない」ということでもあります。

同じ職場で働いていれば、自分よりも能力が高い人を妬ましく感じることもあるかもしれません。
性格的に合わない相手を「どうも気に入らない」と嫌悪することもあるでしょう。

しかし「すべての命に慈しみの心を持つ」ということは、自分が嫌いな相手も、自分を嫌っている相手も、同じように心配するということです。

嫌な相手をいじめるような、狭く見苦しい精神ではなく、もっと大きな心を持つことが大事です。

世の中からいじめはなくなりませんが、せめて自分だけは慈しみの心を持って相手と接する。
そんな人になって欲しいと思います。




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