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人の表情には言葉以上にその人の心理が表れていることがあります。
「口元」もその一つです。
では、口元から見るその人の心理とは?…
一体どういったものなのでしょうか。
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何かを噛むのはリラックスしたいから?
赤ちゃんが指をしゃぶっている姿は、ほほ笑ましいものです。
でも、歯並びが悪くなるなどの理由で、大抵のお母さんは口から指を抜くことがあります。
すると赤ちゃんは、たちまちご機嫌斜めになって、大声で泣き出すことも…
それはともかく、赤ちゃんが指をしゃぶりたがるのはなぜだと思いますか?
こう聞くと一番多い答えは「お腹がすいているから」かと思います。
的はずれではありませんが、正解はちょっと違います。
実は安心感を得るためなのです。
赤ちゃんがお乳を飲んでいるときの顔は、満足感と安らぎに満ちています。
これは食欲が満足するとともに、大好きなお母さんの腕に抱かれ保護されているという満ち足りた状況にあるからです。
指をしゃぶるのは、この疑似的行為だと考えられるからです。
だから指を抜かれると不快になり、泣きだすのです。
指しゃぶりと同じ意味を持つのが、ガムを噛む行為…
心理学的に見ると、緊張をほぐすリラックス効果があります。
たとえば、アメリカの大リーグ選手は、打席に立つときよくガムを噛んでいますね?
これは噛み煙草のケースもあるようですが、ガムを口にすることで緊張をほぐし、最大の力が発揮できるようにするためです。
日常生活で緊張する場面で煙草に手が伸びたり、無意識に唇に指をあてたりするのは、これと同じ心理的意味があると考えられます。
ストレスから、指しゃぶりの延長行為に走ることもあります。
その一つが過食症で過食症の人は空腹で食べているわけではありません。
また満腹感もないので、食べ続けてしまいます。
赤ちゃんの指しゃぶりと同じで、口に食べ物を入れることで安心感を得ようとしているのです。
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唇を舐めたらイエスのサイン?
お乳を吸っていた赤ちゃんはお腹がいっぱいになると、舌で乳首を押し出します。
これと同じで、舌を出すしぐさを見せたときは、拒絶のサインと受け取れます。
人は何かに熱中すると、軽く舌を出していることがよくあります。
これは「話しかけるな」…
つまり邪魔されたくないという気持ちが無意識に表われていると考えられます。
このように、口元に見られる無意識の動きで、隠されたイエス、ノーの意思表示を読み取ることができるのです。
舌を出すのはノーを意味しますが、同じ舌を出す行為でも唇をなめるのはイエスのサインです。
食指が動くといいますが、まさにその状態…
会話の途中で相手が唇をなめるしぐさをしたら、話の内容に興味を持っていると考えていいでしょう。
逆に、口をかたく閉じたり、唇を噛みしめたりするのはノーのサインです。
怒りの感情や悔しい思いがわいてくると、自然に口周辺の筋肉はこわばります。
強い緊張状態にあるときも顔がこわばり、口元がゆるむことはありません。
また、舌を頬の内側に押しつけるしぐさも、その話には興味がないとか、困ったなという感情の表われなのです。
つまりノーの意思表示ととれます。
相手の立場に立って考えれば、こちらがいっまでも口をかたく閉じていれば、拒絶されているという印象を受けるでしょう。
会話を弾ませるには、まずは自分から口元をゆるめることが大事なのです。
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