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親しき仲にも礼儀あり…
しかし本当に親しい間柄というのは「ケンカ」があったりするのです。
よくケンカするほど仲が良い…
ということを言われますが人の心理を分析すると、まさにその言葉通りの理由が見えて来るのです。
恋人や夫婦関で喧嘩がたえない…
会社でどうしても折の合わない人がいる…
そんな時は相手の「表情」から、その心理を探ることができるのです。
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不機嫌な顔”が見せられるのは心が通いあっている証拠
知りあったばかりの人と会話をしているとき、ほとんどの場合は緊張し、表情や態度はかたくなりがちです。
これは仕方がありません。
逆に打ち解けてくると表情がゆるみ、姿勢も前かがみになったりします。
そして、相手がある表情をするようになったら、あなたへの信頼度が高まっている証拠です。
さて、それはどんな「表情」だと思いますか?
答えはズバリ「嫌な顔」…
「ホントに?!」と意外に思われるかもしれませんが、家族との会話や、親友との会話を思い出してみてください。
上機嫌でいられる話ばかりではないでしょう。
時には深刻な相談、厳しい忠告、ケンカもするはずです。
しかし、これは心を開いている相手だからできることなのです。
表情もよそ行きの顔から、目尻を上げたり下げたり、眉間にしわをよせたりと豊かになることでしょう。
「嫌な顔」を見せられるのは、本音を明かしても大丈夫な相手と認めたから…
相手が出している打ち解けたよというサインを見逃したり、「嫌われた」と誤解したりすると、せっかく築いた関係が逆戻りしてしまうので注意してください。
ちなみに、失敗したときに舌をペロリと出したりするしぐさは、心を許した相手にしか見せないものです。
逆に口をかたく結んでいるのは、嫌悪に近い感情の表われなのです。
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本当におもしろい時は目より先に口がゆるむ
気をつけなければいけないのが、笑いの表情です。
心理学者のアジールは相手と親しくなる方法として、相手と自分の距離のとり方や視線の合わせ方、話題の深さをあげていますが、そこに笑いも加えています。
心理的に人は同じタイミングで笑える人に、親近感を覚えるものです。
日常の会話の中で、テレビを見ていて、本や雑誌に取り上げられた話題で、映画やお芝居の鑑賞などで一緒に笑える相手は、共通の価値観を持つ、つまりは気が合う存在だといえます。
同時に笑うのは、親密さを演出するツールにもなります。
代表的なものが、お世辞笑いや愛想笑いなどでしょう。
上司の寒いギャグに「おもしろいですね!」と大げさに部下が笑うのはお世辞笑いの典型…
ただ、こんなわかりやすいパターンばかりではありません。
ニコニコと笑って話を聞いてくれるから信頼したら、だまされたというのはよくある話です。
真実に見えたその笑顔は、作られたものだったワケです。
では作り笑いと本当の笑いを、どこで見分けるか?…
その答えは「目が笑っていなければウソ」といわれますが、実際に「目の動き」がポイントになります。
試しに作り笑いをしてみてください。
目と口が、同時に動きませんか?
ところが本当に笑っている場合は、口が先に開き、遅れて目元がゆるんでくるものなのです。
作り笑いは「目が笑っていない」といわれるのは、喜びは口の周りの動きで九割以上表現されることを、人が自然に認知しているから。
無理に笑顔を作ろうとするとき口元は笑っている形に整えるのですが、目までは意識しないのです。
ちなみに、涙が出るほどおかしいと思ったときの笑いは、口や目が動くだけでなく体も揺れますね。
本当におかしいときは体全体で表現するものだと認識していれば、たと認識し相手の本音がさらに見抜きやすくなるでしょう。
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