世の中には得している人間と損している人間がいます。
それはその人の人柄によって分かれます。
やはり人はどうしても「人柄が良い人」に集まってきます。
誰しもわざわざ人柄が悪い人と望んで接したいとは思わないですよね。
ではここで言う人柄が良い人とはどんな人なのでしょうか。
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周囲の人たちを自然と味方に引き込める人柄とは?
トラブルでどうしようもない状況に追い込まれたとき、何よりありがたいのが他人の手助け。
自分の仕事は終わっているのに残業につきあってくれる同僚、「上には適当にいっておきますから」とミスのフォローに労力を割いてくれる外注先、といった仕事のパートナーたちは、かけがえのない財産です。
周囲をよく見渡してみると、自分なんかよりはるかに信頼できる仲間に恵まれた同僚、あるいは先輩がいる、そんな心あたりはないでしょうか。
例えば、関係会社の人から世間話の電話がかかってきたと思ったら、いつの間にか新しいビジネスの話に展開している。
「その件だったら頼める知り合いがいますから、今度紹介しましょうか」と、いつもビジネス抜きで周囲の人から手を貸してもらっている。
異性、同性、上司、部下を問わず、その人の頼みはみんな快く引き受けている。
そういった人を間近にして「ああいうのは人柄がものをいうんだな」とあきらめる平面、「自分もあんなふうになりたい」と思う人は少なくないでしょう。
しかし、人柄といっても決して先天的なものではありません。
心がけ次第で、誰でもその資質を備えることができるのです。
その心がけとは何か。
それは「できるだけ自分の心を開いて人に接する」という態度です。
あなた自身のことを考えて見みてください。。
家族以外に、自分の心を100%開いて何でも相談できる人が何人いるでしょうか。
ほとんどの人が1〜3人程度、または一人もいないという人もいるでしょう。
このように100%心を開いて話をできる人というのは、ほんのわずかしかいないはずです。
つまり、ほとんどの人に対しては心に壁を作って接しているのです。
この壁のことを、心理学では「防衛」と呼んでいます。
これは内的な危険、すなわち不安から自己を守ろうとする心の働きのことです。
誤解しないでほしいのは、この「壁=防衛」は生きるうえで必要な心の働きだということです。
防衛は、自分のプライドや壊したくない自分のイメージを守るために作られます。
つまり、安定した精神状態を維持するものであって、なくてはならない働きなのです。
ここで問題なのは、非常に強く防衛を働かせてしまい、相手にその心を読み取らせないようにする人。
とくにビジネスでは、「仕事上のつきあいだけなんだから」と必要以上にビジネスライクに接してしまう人がいます。
一緒に進めていた仕事が終わった途端、何の連絡もしてこなくなった。
いざというときそんな人の味方になれるでしょうか。
素直にはなれないはずです。
また、虚勢や見栄を張って人と接する人も、偽りの心を見せる、すなわち心を読み取らせないという意味で、過度な防衛と同じ働きをする。
こういった人たちは、基本的に人間を信用していないところがあります。
それでは良好な関係を築くのはむずかしいといえます。
自分の心を開くというのは、この防衛を緩めることにほかなりません。
100%ではないにしても、自分をオープンにする、自分の弱さやもろさもある程度さらけ出すということです。
それが「私はあなたを信用しているのですよ」というアピールになるのです。
こういった対人感覚をもっている人こそが、それまで他人だった人をも自然と味方に引き込める、好かれる人柄のもち主と呼ばれるのです。
できない人から、できる人へ変身!
心を開いて相手に接する、といっても、相手が自分への信用を感じて相手も信用してくれる、そんな良好な関係を作るまでにはある程度時間がかかるものです。
即効性のあるものではないが、普段のコミュニケーションで心がけておくべきことを紹介しましょう。まず、自分の欠点を素直に認めるという方法です。
「Aさんってこういうところがありますよね」と欠点を指摘され、心あたりがあったら「そうなんですよ。ご指摘の通りなんです。ぜひ直したいと思っているんですが」と認める。
自分の欠点を素直に認められる人だと、相手も「自分の欠点を認めてくれるだろう」と、信用してくれるようになるのです。また、自分のミスで仕事を遅らせたら素直に謝る。
「わからないことはわからない」と正直に何のわだかまりもなく人と接する。
そういった素直な態度で接することも日頃から心がけましょう。
最初はプライドが邪魔してなかなか素直な言葉が出てこないものです。
「イヤな思いをするのは一時だけ。その後には良好な関係を作れる」と前向きに考えて少しずつ壁を壊していきましょう。
他人を味方に引き込む人柄の備え方
●弱い自分をさらけ出すことで相手の信用を得ましょう。
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