「情に流されやすい人」というと、どのようなイメージをお持ちですか?
物事を感情的に判断しがちで騙されやすい人、優柔不断な人など…マイナスイメージが強いかもしれません。
確かに、度が過ぎるとお金を騙し取られたりと悪い面もあるかもしれません。
しかし、情に流されやすいということは、悪いことなのでしょうか。
考え方次第では、とても素晴らしいことなのではないでしょうか。
そして今の日本人を見ていると、「情」を失ってしまった人が多く、みんながもっともっと情に流されたり、情にほだされたりしたほうが、この国はよくなるような気がするのです。
では、情に流される人についてより詳しく考えてみたいと思います。
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情に流される人が増えると世の中がもっと良くなる?!
まず「情」とは一体何なのか…
損得だけで計らない考えが、情だと思うのです。
これをしてあげたらいくら、という計算ではないのです。
これをしてあげてもいくらにもならない、それでもやってあげずにはいられない……それが情なのです。
逆に、何かをしてあげたほうに、なにがしかのものが入るのではなく、されたほうに何かが入ると言えます。
そう考えてみると、情に流されるというのは、ある意味では立派な経済活動なのではないでしょうか。
経済活動なんていうと、打算的に聞こえるかもしれませんが、何かをしてもらったほうに喜びとかありがたさとか、希望とかが入るのです。
こんなに素晴らしい交換が悪いことでしょうか。
誰かが幸せになることって、本当に素敵なことだと思ませんか?
情に流されて、ビジネスが成立しなかった。
それであなたは大きな損失を被ったかもしれません。
しかし相手の人はそれで大きな幸せを得たかもしれないのです。
一言では言えませんが、成立しなかった何らかの理由があることは事実でしょう。
しかし、そこにほんの少しかもしれませんが相手を思う気持ちがあったはずです。
情に流されての行動でも、必ずいつか、流された分が何らかの形であなたに返ってくるでしょう。
人間の世界には、そんな目に見えない何かが働いているのです。
とても抽象的な言い方ですが、現在の日本では、この情が忘れ去られ、失われたことによってさまざまな事件が起きているのではないでしょうか。
この国のすべての人が情を重んじて、情に流されて、情にほだされて生きていくなら、きっともっとあたたかい交流がよみがえると思うのです。
情に流されることは、悪いイメージが先行されますが、決して悪いことではありません。
もっと流されてもいいくらいだと思うのです。
それであなたに不都合なことがあったとしても、いつか必ずそれを補うだけのものが返ってくるからです。
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