仕事とは辛いものです。
世の中、楽しく仕事をしている人もたくさんいますが、決して全ての仕事が楽しいわけではないでしょう。
時にはやりたくない仕事も発生します。
そこで、やりたくない仕事は誰かに放り投げてしまえばいい、と思う方も多いのではないでしょうか。
それができるなら、そうするのが一番のストレス回避法です。
しかし、現実的にはなかなかそれができないから苦労している…と言う人も多いでしょう。
世の中そううまくはいきませんよね。
誰かに仕事を放り投げることができない。
いろいろな意味で適任者が見つからず、誰にも渡せないという状況。
そんなことも多いでしょう。
自分はやりたくない、でも誰かに任せることもできない。
しかし、誰かがやるしかない…
こんな時は一体どうすればいいのでしょうか。
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やりたくない仕事に対してモチベーションを持つ方法とは?!
自分ではやりたくない仕事を放り投げる相手が見つからないときは、どうすればいいのか…
答えは一つ。
こうなったら、もはや自分でやるしかありません。
身も蓋もないいい方ですが、悩んでいても仕方がない。
悩むのはそこで終わりです。
逆にこのように考えてみてください。
世の中の誰かに放り投げようとしたけれど、適任者が見つからない。
それはつまりは、あなた自身が一番の適任者なのです。
少なくともあなたを取り巻く環境の中で、あなた以上の適任者はいない。
それが現実です。
そうだとしたら、もうあなたがやるしかないでしょう。
それこそあなたの仕事です。
その割り切りがとても大切です。
気持ちを割り切ってしまえば、「嫌だな……」、「大変だな 」と思っていたときほどのストレスは感じなくなります。
これが、覚悟を決めるということです。
覚悟を決めて仕事をするからには、ぜひともプライドを持ってください。
自分が「希望する、しない」にかかわらず、とりあえずあなたは一番の適任者としてその仕事に従事するのです。
そう決まったからにはプライドを持って「私は手抜きをしない」という思いで取り組んでください。
「自分なりに精一杯やった」というハンコを、自分自身で押せるような働きをしてください。
だって他にやる人がいないのですから、そうやって気持ちを切り替えるしかありません。
その段階でウジウジ悩んでも、意味も価値もありません。
「自分がやるしかない」という覚悟を持って、「手抜きはしない」というプライドと共に仕事をする。
やや厳しいいい方に思えるかもしれませんが、そうした意識を持っていれば、必ず仕事は楽しくなります。
少なくとも、充足感ややりがいを感じられるようになってきます。
人間の脳の中に分泌されるアドレナリンとエンドルフィンという物質をご存知でしょうか。
どちらも興奮や高揚したときに出てくるものですが、その意味合いは根本的に違います。
アドレナリンは、主にストレス反応の際に分泌される物質。
つまり「やらなければいけない」という差し迫った状況の中で出てくるものです。
例えば、自然界の動物が天敵に襲われて「逃げなければいけない!」と思って逃げるときとか、自分が生きるために「あの獲物を捕らえなければいけない!」と強く思うときに、アドレナリンは分泌されます。
一方のエンドルフィンは、幸せを感じているときに分泌されるものです。
マラソンをしてランナーズハイになっている状況など、好きなものに夢中になって気分がよくなっているときエンドルフィンが出てきます。
どうせ仕事をするのですから、ぜひともエンドルフィンが出るようなやり方をしてください。
嫌な仕事を「嫌だけど、仕方なくやる」というのはあきらかにアドレナリンを分泌するパターンです。
しかし、嫌な仕事でも「自分がやるしかないのだから、プライドを持って、精一杯やる」というメンタリティに切り替えれば、だんだんと充実してきてエンドルフィンが出てきます。
好きなこと、楽しいことだけを仕事にできるなら、いうことはありません。
しかし、現実的にそんなことは不可能です。
ですから、ストレスを軽減するには自分の意識を変えるしかありません。
アドレナリンを出して体と心に負担をかけるのではなく、エンドルフィンを分泌して自分の能力を開発していく…
これがやりたくない仕事をやるモチベーションとなっていきます。
考え方、やり方次第で、快感を覚えることは十分可能なのです。
つらい仕事は適任者に任せたい…
しかしその相手がいなければ、あなた自身が適任者であるということを、ぜひとも忘れないでください。
実はそれはとても誇らしい状況なのですから。
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