昨今、ニュースを見ていると様々な暗く悲しいニュースが目に飛び込んできます。
そして幼児虐待のニュースもその一つ…
近年、幼児虐待に関するニュースをよく目にするようになりました。
目にした瞬間、辛く悲しくいたたまれない気持ちになります。
未来をたくさん背負った子供たちが、ましてや自分の親に虐待を受けるとは…決してあってはならないことです。
しかし、それが現実に起こっているのです。
平成29年度の児童虐待の件数と共に、幼児虐待による恐ろしさを考えていきたいと思います。
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2017年幼児虐待の件数と連鎖を生む恐ろしさとは?!
平成30年8月30日厚生労働省の公表により、全国の児童相談所(児相)が平成29年度に対応した児童虐待の件数は、13万3778件(速報値)で、前年度より1万1203件(9.1%)増え、過去最多を更新したことがわかりました。
調査を開始した2年度から27年連続で増加。
28年度中に虐待で死亡した子供が77人いたとの死亡事例(心中の28人含む)の検証結果も公表されました。
この結果によると、減少するどころか、年々増加しています。
増加傾向にある理由の一つに、虐待を受けた子どもは無意識のうちにまた子どもを虐待する…ということがあると思います。
そこで悲劇の連鎖方程式を止めるのは、親の忍耐と愛情です。
子どもに負の遺産を残さないように注意が必要です。
暴力的な両親の手から救い出され、施設に保護される子どもの数は年々増加の一途をたどっています。
しかし、保護されたからといって安心するわけにはいきません。
親から虐待を受けた経験を持つ子どもたちは心に大きな傷を負い、歪んだ人間関係を持つことがあるからです。
家の中で接する唯一の相手から虐待を受け続けた子どもは、成人してからも自分を傷つける人を愛しがちな傾向にあります。
傷つけられたことしかないため、そのような相手に安心感を抱いてしまうのです。
ほかにも幼児虐待を受けた人たちは、自殺願望、過食、対人恐怖症などに悩まされることがわかっています。
しかし最も深刻なのは、幼児虐待を受けた人たちのなかには、無意識のうちに自分が受けたのと同じような接し方を子どもにしてしまう人が多いということです。
つまり自分がされたように、自分の子どもも虐待してしまうのです。
このように幼児虐待は無限の連鎖を生むことを知っておいてください。
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