死んだ者が成仏できず姿をあらわしたものを幽霊…
亡き者の霊や死者の魂などのことを亡霊といったりします。
世の中には、このような霊的なものが結構多いものなのです。
中には何かしら感じたり、その目で見たりすることでお困りの人もいるでしょう。
そこで今回は霊的なものから自分を守る3つの方法についてご紹介したいと思います。
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霊的なものから自分を守る3つの方法とは?
自己防衛の手段としては、物知り学・事知り学・霊(ひ)知り学、この三つの霊的自己防衛法をきちんと理解しておくことが大切だといわれています。
まず、物知り学としては、複雑図形がもつ力を利用することです。
服ならば、複雑な柄の服を着ることです。
ペイズリーとかヒョウ柄、細かい格子柄、唐草模様(アラベスク)などがいいでしょう。
これは、耳なし法一が、全身に細かくお経を書いてもらって、霊に見つけられないようにしたのと同じ工夫と思ってください。
よく名画の額縁にはアラベスク模様が刻まれていますが、あれも、絵を守るためです。
すばらしい絵画ほど霊が取り憑きやすいので、複雑な柄の額縁でそれを防いでいるのです。
さらに、神社、教会、モスクなど、宗教的な建物に複雑な模様を描いたり、刻みこんだりしたものが多いのも、邪悪な霊、弱い陰湿な霊に聖なる場所を汚されないようにするためです。
次に、色ならば赤がポイントです。
赤い色の近くには、生霊や邪霊は寄ってこられません。
ですから、大切なものは赤い色のものでくるむといいといわれているのです。
赤い色の服を着るのも、もちろんいいです。
特に赤い色の服の上に、青い色の上着を重ねると、もっとも強力な魔よけになります。
昔の十二単(じゅうにひとえ)にも赤と青の襲(かさね)がありますし、イギリスのストーンヘンジでは赤い石(サンストーン)と青い石(ブルーストーン)が並べてあったりします。
さらに、表地を黒で裏地を赤にしたものも、より赤の力が強くなります。
このためか、昔の半纏(はんてん)や布団の裏地には赤がよく使われているのです。
場所が自宅ならば、麻の蚊帳を吊したり、竹製のすのこを敷いたりするのも効果的です。
麻や絹といった繊維は吸湿性が高いこともあって霊を除けるのに役立つのです。
また竹や笹は、もともとお祓いをするのに使う道具です。
何か不安があるなら無理のない範囲で、生活に取り入れてみてはどうでしょうか。
邪気を祓う魔よけのアイテムとしては、種(たね)も効きます。
赤い色のあずきはもちろんのこと、米、ひえ、あわなどの穀物も効果的です。
他に、水分を奪われると邪気は弱くなるので、水分吸収効果のある塩、イオウ、炭、石灰なども役立ちます。
葬儀の後など、お清めとして塩をまくのにも、こうした意味があるのです。
反対に、水を使う方法もあります。
何かを見てしまいやすい場所にコップに水を入れて置いておくのもいいでしょう。
コップに水があると、霊はそちらの方に引き寄せられて、動けなくなるのです。
夜、眠るときに悪夢を見るとか、不安になるという人は、枕元に水を半分くらい入れたコップを置くといいといわれています。
また、流れる水に身体の一部をさらすと、霊的なものが清められます。
昔の人は神様に願い事をするときなど「禊(みそ)ぎ」をしましたが、これも効果的な方法です。
現代の私たちなら、朝起きたらシャワーを浴びるとか、流水で顔と手を洗う、という習慣をもつといいかもしれません。
事知り学としては、霊に感応しやすい時間帯と、そうでない時間帯を使い分けることです。
霊に感応しやすい時間帯は、みなさんもご存じの丑三つ時、夜中の二時から三時です。
霊に感応することで困っている人は、この時間は必ず眠っているようにすることで霊をプロテクトすることができます。
眠っているときは、本人自身の霊的な力も強くなり、ガードが強くなるのです。
あとは、朝の光は霊的なものを清めますから、できれば朝の五時~六時くらいに起きて日没後は寝るという、昔の人のような生活をするのが理想的だといわれていますね。
霊知り学としては、霊の性質そのものを知ることです。
たとえば、霊は陽気なものの中には入れません。
また、明確な意志をもった勇気の中や、深い愛情の中にも入りこめません。
つまり、自分の感情をどう扱うかも、邪念・邪霊と対決するには大切なことなのです。
いつでも自分の感情を安定させ、愛情や勇気、陽気な雰囲気を漂わせていれば、邪霊が取り憑くことなどできないのです。
逆に、霊が一番好み、入りやすくなるのは、責める感情や迷った感情をもっている人です。
特に人を責める言葉、迷う言葉をいつもグチとしてこぼしていると、霊が寄ってきやすくなります。
「疲れる」というのは本来、「憑かれる」の意味を持つのです。
ですので、もし落ち込んでグチをこぼしたくなったら、自分以上に落ち込んでいる人を見つけて、前向きなアドバイスをするようにしましょう。
人にアドバイスするうちに、自分もしっかりしなきゃと思いますし、何より自分のことで落ち込んでいるヒマがなくなるからです。
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