さて質問です…
人の話を聞くとき、何を意識すれば良いのでしょうか?
答えは、実にシンプルです。
自分の役に立つものだけを聞いて、他は無視する…
これが一番でしょう。
どんなに偉い人の話だって、自分の役に立たないものを一生懸命聞いたところで、何の意味もありません。
そんなものは、時間と労力の無駄です。
ですので「ああ、これは自分に役立ちそうだ」という情報だけを頭に入れて、その他はばっさり捨ててしまうことが重要だったりするのです。
子どもは成長する段階で、自然にそうやって選別しています…
子どもたちは自分の興味がある話しか熱心に聞きませんからね。
興味があるもの、気になる事柄には夢中になりますが、それ以外は見向きもしない…
実はそれが当たり前で、それが、本来の人間の姿なのです。
ところが、大人になると「情報をいっぱい持っているのが偉い」とか「人の話は最初から最後まできちんと聞かなければいけない」など、困った知識ばかりが先に立って、本来できていた選別ができなくなってしまうのです。
私たちはもっと自然でいいはずです。
特に、最近は情報化社会なので、望まなくても膨大な情報が入ってきます。
それらをすべてキャッチしようとしていたら、時間がいくらあっても足りません。
もちろんニュースなどを見るな…というのではなく、あまりに多くの情報が目の前にある場合は「自分にとって役に立つのか?」という基準で線を引き、不要な情報はばっさり捨てても良いという考えを持つことが大切なのです。
「自分が求めているもの」「役に立つもの」だけをピックアップすればいいのです。
「いろんな情報を知っていないと不安だ」…
「このくらいの話題にはついていかなければいけない」…
というのは、情報に踊らされている状態です。
何より、これは妄想の産物…
情報が氾濫する世の中を変えることはできませんが、せめて自分自身くらい、きちんと管理するべきなのです。
インターネットやテレビなどのメディアから発信された情報にしても目の前の人が話している情報にしても、まず「自分に必要か?」、「役に立つか?」を考え、不要なものはどんどん切り捨ててしまって構わないのです。
むしろ、それがもっとも自然な形なのです。
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