最近でも些細なことが原因で、キレる人が多くなっているように感じます。
・通勤電車の混雑でプチン
・行列の待ち時間でイライラ
・前を歩く人のタバコの煙でムカッ
ストレスへの耐性がなくなって、ちょっとした不快がすぐにイライラに変わるのです。
そして、そのイライラは、わずかなきっかけで激しい怒りとなって爆発してしまいます。
職場の会議で、自分の主張する意見が通らず、かつ問題点を指摘されてしまって、プチギレる人もいるでしょう。
感情的になって思わず相手に灰皿を投げつけてしまい、あとで激しく後悔し、自己嫌悪に陥ってしまうといった人もいるかもしれません。
このように、感情のコントロールができなくなる人と、できる人は、一体なにが違うのでしょうか?…
心理学では、自己愛が満たされないときに、怒りの感情が起こるといわれています。
自己愛とは、文字どおり自分を認め、大事にすることです。
社会で生きている以上、もちろん常に自己愛が満たされるわけではありません…
しかし、他者愛(他者を認め、尊重すること)と共にバランスよく保持すれば、社会に適応することができるのです。
怒りっぽい人は、その成育歴において自己愛が満たされてこなかったため、些細なことで自尊心を傷つけられたと感じるのです。
そして、屈辱を感じた途端、怒りを爆発させてしまいます。
つまり、怒りを感じるか、怒りを爆発させるかは、自尊心の安定性と関連し、出来事をどのように受けとめるか?…
という問題なのです。
そのことを自覚して意識するだけでも、激情をコントロールできるのではないでしょうか。
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