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きっと思い当たるかと思います。
何かにつけて「すいません(すみません)」と口癖のように言う人が、あなたの周りにもいませんか?
会話をしている時に、こちらは怒ってる訳ではないのに、なぜか返事が「すいません」で返ってくる人…
電話がかかってきて、謝る必要はないのに「すいません、今からそちらに向かいます」、電話を切る時「すいません、失礼します」という人…
何かを話しかけても、適当に「すいません」と返事をしてくる人…
あまりにひどい場合は、なんでそんなに謝るのだろうか…と、話しかけている方がイライラしてしまいそうですが、きっと日本人にはこの「すいません」が口癖の方が多いのではないでしょうか。
「すみません」という言葉の本来の意味を念のため辞書で調べてみたところ、
相手に謝るとき、礼を言うとき、依頼をするときなどに言う語。
しばしば感動詞的に用いられる。
「ご迷惑をおかけしてどうも〜でした」、「ご出席いただいてどうも〜でした」、「〜が鉛筆をとって下さい」、「〜、書籍売り場は何階ですか」、「〜が道を教えていただけますか」などという時に用いられる、とありました。
さて、ではこのように辞書に載っているような使い方以外でも頻繁に発している「すいません」が口癖の人…
このような人たちがこの言葉を発する時は、一体どのような心理状態なのでしょうか。
そしてどのように接すれば良いのでしょうか。
今回はこの点を探ってみました。
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「すいません」が口癖の人の性格や心理
なんだかわからないけどよく「すいません」と言って謝っている人…
あなたの会社にいませんか?
ひどい人になると、「はい」と返事をした方がふさわしいような場面、たとえば「〇〇君」と呼ばれただけでも「すいません」といってしまう人がいます。
本当に気が弱く、人から強くいわれるのが苦手な人もいるでしょうが、中には謙虚を装って、何かをごまかそうとしている人がいます。
「〇〇君、業務日報はどうした?」
「あぁ、すいません、すいません。今、出そうと思ってました。」
このように「すいません」を適当に繰り返すのが、ごまかしタイプの特徴です。
おそらく言い方やその態度にも心理状態が読み取れるかもしれませんが、一見謝っているように見せかけて、この「すいません」には、謝罪の意味などほとんどありません。
人にとやかくいわれたり干渉されたりするのが嫌いな性格なので、先手必勝とばかりに謝っているだけです。
腰を低くしているのは、うるさいことを言われないための予防線…
これ以上は踏み込まないで、というサインなのです。
ですからこういうタイプはおとなしそうに見えて、実際はわがままで傲慢、相当の頑固者の場合もあります。
本音はなかなか口にしようとせず、心の深層に大きなコンプレックスを抱えている人も多いでしょう。
言葉で謝っていても、反省することはありません。
見かけだけ謝っているように装って、心には全く響いてないわけですから。
ですので同じ過ちを何度でも繰り返しますし、そうしては何度も謝り続けるのです。
このように、「すいません」を連発する部下には警戒が必要です。
それは言葉のみならず、十分態度にも現れるため、見抜くことは容易でしょう。
このような場合は、口で謝っていても、反省はしていないと思うくらいでちょうど良いといえます。
対応としては、ごまかさない姿勢が大切です。
ミスした場合にはあきらめずに根気良く諭(さと)し、きちんと報告させて下さい。
また言葉や態度とは裏腹に、意外に自尊心が強い面もあり、頭ごなしにいうと傷ついて、いきなり退社したり無断欠勤をする場合もあります。
失敗したときは、あえてこちらからは何も言わないで、自分から報告させるという方法が有効かもしれません。
あとはできるだけ本音に迫ること…
心の中にコンプレックスを抱えており、本心を出せず、それを「すいません」で隠そうとしているのかもしれません。
職場ではなかなか本音に触れることは難しいため、ときには退社後に2人だけで飲みに行くなどして、少しずつ心を開かせる方向に向けることも有効なのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
人の心理とは意外にも、その人の表情、態度、発する言葉などによく表れるため、よくその人を観察していると見えてくるものがあります。
このように「すいません」をむやみやたらに連発する人があなたの周りにいて、どう付き合えば良いのかわからなくて困っている…という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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