現代社会を生きていく中で、どうしてもやってしまうことは「人と比べる」ことです。
長い人生の中で、人は様々な試練にぶち当たります。
幸せ真っ只中の時はいいのですが、そのような不幸と感じる状況に置かれた時に、人はどうしても周りの人と比べてしまいがちです。
あの人はあんなに幸せそうなのになんで自分だけ…
そう思ってしまったことはありませんか?
そのように思ってしまうことは仕方のないことなのかもしれませんが、そう思うことによって決して良いことはありません。
そもそも人間は一人一人違うものですから……
少しずつでも「人と比べる」ということから離れてみませんか?
「人と比べることをやめる」大切さについて…
アメリカ人の女性作家でジャーナリストでもあるスザンヌ・ゴードンはこう言いました。
「一人でいるということは、人と違うということで、人と違うということは、一人でいるということです」と。
彼女は、人間の最大の恐怖の一つである「孤独」をうまく表現しています。
現代社会では、一人でいることに対する恐怖が存在します。
一人であるということは落伍者と見なされることがあります。
言い換えれば、一人でいることは、他人から受け入れられていないという確かな証拠とされてしまうということ…
ですから、一人でいることは、自分にとって納得できないことであり、嘆かわしいことでもあり、そして、なんとしてでも避けなければならないことなのです。
もしも私たち一人一人が違っていて、独特な性格をしており(実際にそうなのですが…)、その上で、人と違うということが孤独であり、孤独が死よりも怖い運命であるならば、ありのままの自分でいられる人など存在するはずがありません。
もしも宇宙が巨大なパズルであり、一人一人がそのパズルのひとかけらであるならば、ありのままの自分であることを拒絶して誰かのまねごとをしようとすれば、宇宙に穴が開いてしまうことになります。
しかし、どうやらすでに宇宙にはたくさんの穴が開いてしまっているようです…
もしも、あなたがありのままの自分であることを拒絶すれば、あなたは宇宙に穴を開けてしまっていることになるのです。
人間は一人一人、違うものです…
長所も短所も、好き嫌いも違います。
人と自分をくらべて、自分の方が劣っているなんて思う必要などまったくありません。
あなたはあなたでいいのです。
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