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熊野の神々は自然信仰に根ざしていました神社…
それが和歌山県田辺市本宮町本宮にある「熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)」です。
神社名:熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
住所:和歌山県田辺市本宮町本宮1100
電話:0735-42-0009
アクセス(バス):
大阪・なんば(OCAT) またはJR大阪駅より紀伊田辺駅まで約3時間
京都駅八条口(新・都ホテル前)または高速京田辺より紀伊田辺駅まで約4時間
主祭神:家都美御子大神
パワースポット「熊野本宮大社」と大斎原についてご紹介したいと思います。
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パワースポット「熊野本宮大社」と大斎原について
紀伊山地奥深くにある熊野は、「神の野」または「隠野(こもりぬ)」が語源だといわれています。
熊野古道を含めた「紀伊山地の霊場と参詣道」は、2004年に世界遺産として登録され、多くの参詣客で賑わっていますが、今でもなお、神々の鎮まる地黄泉の国の入り口にふさわしい、幽玄な御神域であり続けています。
熊野速玉(はやたま)大社、熊野那智(なち)大社、熊野本宮大社の三山は、その信仰の中心となる存在で、中でも熊野本宮大社は、全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮として、信仰を集めてきました。
純粋な神の顕現力を持つのが熊野速玉大社…
魂のエネルギー、四次元のエネルギーをあらわすのが熊野那智大社です。
そして、三山の首座であり、神のエネルギー、魂のエネルギーを現実界に降ろしていく役割を果たすのが、熊野本宮大社なのです。
熊野古道の終着点である熊野本宮大社は、熊野の旅におけるクライマックスとなるでしょう。
1899年に大洪水が起こるまで、熊野川・音無川・岩田川の三川の中洲に、熊野本宮大社は置かれていました。
かつての本宮大社は、およそ11,000坪の境内に5棟12社の社殿が建ち並び、現在の8倍もの規模であったといいます。
今は、水害を免れた社殿が熊野川のほとりに遷(うつ)っていますが、「大斎原(おおゆはら)」と呼ばれる旧社地にも、御神体の一部が祀られており、さらに日本一の大きさを誇る大鳥居も2000年には建立されました。
旧社地・大斎原の地下には温泉が流れているといいますが、さもありなんと思わせるような、熱せられた、勢いよく昇る水(湯)の気がこの地にはあふれているのです。
この場所のパワーを一言で表すなら「大願成就」…
平凡な願いごとより大斎原の日本一の大鳥居が象徴しているような思い切った願いごとをするのが良いでしょう。
神仏習合の時代、熊野本宮大社では、善人も悪人もすべて含めて救済する仏、阿弥陀仏が祀られていました。
そんな気質もあいまって、善悪問わず、極限までをも求める大きな願いには、懐深く反応してくれるはずです。
熊野本宮大社にお参りする際には、まず、大斎原を訪れ、その後に社殿へと向かうようにしましょう。
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パワースポット「熊野本宮大社」の気質(木質)
参道の石段を登りきると、威厳のある檜皮葺(ひわだぶき)のお社(重要文化財)にたどりつきます。
玉砂利が敷かれた境内は神代を思わせる重厚な雰囲氣に身が引き締まる思いがすることでしょう。
御本社の御祭神の家津美御子大神(ケツノミコノオオカミ)は、素盞嗚尊(スサノオノミコト)の別名とされていますが、空へと向かっていく強い「木」のエネルギーを持つのが、熊野の素盞嗚尊の特徴です。
これは、大斎原でいただいた水(湯)のエネルギーを、「天へと伸びる木(氣)」として育むような力なのです。
水の力がなければ木は育ちません…
御本社の前に大斎原を参拝するのには、「木(気)」を大きく育むために、先に水の力をいただいておくという意味が含まれています。
この木性のエネルギーは、園芸家や造園業、フラワーショップなど、樹木や草花と関わる職業の人にも合う御神徳だと思います。
本殿を出たら、再び大斎原へと向かいます。
参拝終了の挨拶をし、感謝をもって大地から湧き上がるエネルギーを受け取りましょう。
熊野は、影の柱となり日本という国を支え続けてきた御神域です。
そして、日本人の集合意識のアーキタイプを長い間支えてきました。
神話の時代から連綿と続く聖なる地のエネルギーは、「日本古来のよさ」「日本人が持つ純粋な精神」を現代に取り戻すよう働きかけているのです。
また、玉置、熊野合わせて熊野の神域で、同じ神様なのですが、出ている側面が違います。
玉置の神様は願いごとに関して何から何までいいよといいませんが、ここ熊野の神様は、何でもいいよと優しく願いを聞いてくれます。
役割と立場が違うと考えてもよいと思います。
気質は所願成就、大願成就…
どんな願いでも叶えてくれることでしょう。
所願成就というのは、一見悪そうな願いも叶えてくれるということです。
本当に悪い願いではないのですが、たとえばライバルのあいつを抜いてトップになりたいとか、あのライバル会社を抜いてトップになりたいという多少闘争心がある願いも叶えてくれます。
実は愛のある意識を持っていれば、相手のことを思わずにただひたすら自分の会社が伸びることを考えるのですが、そこに人間的な気持ちが入れば、ライバルを意識するようになってしまいます。
その状況を越えたいときに、人間的な願いも叶えてくれる非常に懐の深い神様です。
旅行全般の安全や旅行におけるあらゆる恵みを叶えてくれる神様でもあります。
これは、熊野の神様のひとつの化身である八咫烏として表現されています。
カラスというより黄金の神の使いと思ってください。
それが現実的な、物理的な方向性の先に行って、未来を見据えて導いてくれます。
とくに知らない土地に行くときや、海外旅行に行くときなど熊野の神様にお参りしてから出掛けるのがよいと思います。
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