「ちょっと〇〇して」、「ちょっと悪いんだけど…」
あなたの周りに、こんな口癖の人はいませんか?
このような口癖がある人は意外に多いのではないでしょうか。
口癖には、その人の心理が見え隠れしています…
この「ちょっと」が口癖の人には、このような心理が働いているのです。
さっそくみていきましょう。
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「ちょっと」が口癖の人の心理ってどんなもの?
曖昧だといわれる日本語ですが、中でも量や程度の表現には、その単語だけではどのくらいなのかわからないものが少なくありません。
その代表的なものが「ちょっと」という言葉です。
「ちょっとだけいただきます」、「ちょっと辛い」なら通常は、量、程度が「少し」ということですが、「ちょっとしたもの」、「ちょっとやるねえ」などというと、「かなり」とか「相当の」という意味になります。
この辺りであれば日本で生活をしている人であれば理解できるかと思います。
ただし利害がからむビジネスの場面では、「ちょっと」の事情が違ってきます。
「ちょっと悪いんだけど、ちょっと残業してくれないか?」と上司がいう場合、実は「かなり悪いんだけど、相当残業してくれないか?」という意味のことが多いものです。
「かなり」のものを「少し」といい換えることで、ひとまずは承諾させようという心理があるのです。
うっかりOKしたあとで、「やっぱり…」とはいえないものです。
このように曖昧な表現でお茶を濁すことが多い人は、無意識にそのあたりを考えに入れているといえるでしょう。
正確にものをいわないのでいい加減な人と思いがちですが、実は計算高い、打算的で抜け目のない人といえそうです。
上司ならまだいいのですが、さらに気をつけなければならないのが、このタイプが取引先など社外の人の場合…
あなたの側に都合よく聞こえるような曖昧表現を駆使しますが、肝心なところはうやむやにしてしまうことがあります。
よく確かめないでそのままにしておいて後になってから、「そんなはずじゃなかった」と思ってもどうしようもありません。
普段から「ちょっと」とか「大体で」のような曖昧な表現が多い人には要注意が必要なのです。
そして、数字にからむ話が出て曖昧にしておこうとするようなら、はっきりした数字を確認するようにして下さい。
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