福島県の伝統行事、健脚・旅の安全を願うといわれている「信夫三山暁まいり」…
旧正月14日にあたる毎年2月10日から11日に福島県福島市中心部にある信夫山で行われる祭事です。
ここでは福島県「信夫三山暁まいり」の歴史についてご紹介しておきましょう。
祭事名:信夫三山暁まいり
開催期間:2018年2月10日(土)~11日(日)
場所:福島県福島市羽黒神社
お問い合わせ:福島市役所商業労政課
TEL:024-535-1111
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福島県「信夫三山暁まいり」の歴史
江戸時代から300年あまりにわたり受け継がれてきた「信夫三山暁まいり(しのぶさんざんあかつきまいり)」は、巨大なわらじを奉納することで知られています。
福島市のシンボルである信夫山に鎖座する羽黒神社の例祭であり、毎年2月10日、11日に行なわれています。
羽黒神社には仁王門があり、安置されていた仁王様の大きさに合った大わらじを作って奉納したのが始まりだと言われています。
その後、伊勢参拝などの長旅に出かける人々から健脚、旅の安全などを祈って羽黒神社境内の足尾権現にわらじを奉納するようになりました。
大わらじは、地元御山地区の御山敬神会が五穀豊穣、家内安全、身体強健などを願って毎年製作しています。
大わらじのサイズは長さ12メートル、幅1.4メートル、重さ2トンで日本一ともいわれています。
この大わらじを白装束の若衆が約100人で担ぎ上げ、福島駅前など市内約11キロを練り歩いたのちに羽黒神社へ奉納します。
「暁まいり」という名のとおり、羽黒神社に大わらじが奉納されると、夕刻から翌未明にかけて参拝者が次々と暗い参道を登ってきます。
山頂の神社にわらじを奉納して健康、とくに健脚を祈願します。
昔は個人もわらじを奉納していたが、最近は靴が奉納されます。
とくに目立つのが子どもの靴で、わが子の健康を願う親の気持ちが伝わってきます。
ちなみに地元では、大わらじを3年続けて担ぐか3年続けて参拝すると願いごとがかなうといわれているようです。
境内や参道では、縁起物のマサル・だるま・金のわらじ付き破魔矢や干支にちなんだ絵馬・ゆず飴等の露店が軒を並べ、夜半から翌朝にかけて多くの参拝者が訪れます。
機会があったらぜひ足を運んでみてくださいね!
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