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新潟県の「弥彦神社」…をご存知でしょうか。
越後国の文化・産業発展の祖神として「おやひこさま」の敬称で県内外から篤い信仰を寄せられています。
神社名:彌彦神社・弥彦神社(いやひこじんじゃ)
主祭神:天香山命
住所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
TEL:0256-94-2001
アクセス:
上越新幹線・燕三条駅よりJR弥彦線にて弥彦駅まで約20分。弥彦駅より徒歩15分。
今回は、新潟県「弥彦神社」のご利益とパワースポットについてご紹介します。
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水のパワーが守られた弥彦神社
神社の造りを模した味わい深い駅舎の弥彦駅でを出て、温泉街を抜けると立派な赤い鳥居が見えてきます。
これが「おやひこさま」と親しまれている弥彦神社の一の鳥居で、ここをくぐれば、もうそこは静寂にして、清浄な御神域です。
長い長い参道は、巨木に囲まれ、とても涼やかで、聞こえてくるはただせせらぎの音のみ…
参道を横切るようにして川が流れるこの神社では、水のパワーが境内の氣をより清々しいものに保っているようです。
弥彦神社は古くから越後国(えちごのくに)の一の宮として栄えました…
「万葉集」にも詠われている、歴史の古い由緒正しいお宮なのです。
御祭神の天香山命(あめのかごやまのみこと)は、神武天皇から越後国開拓の詔を受け、地元民に製塩、稲作、漁の技術を教えたと伝えられる越後国を造った神様です。
武力を用いるのではなく、話し合いによって村や国を統一した「伊夜比古神(いやひこのかみ)」と呼ばれ親しまれています。
この神様からは、知恵を絞って人々をまとめていくという御神徳がうかがえます。
人々をまとめていく際、カギを握るのが交渉力…
そして、それに欠かせないのが、情報を水面下で集めて分析・把握する力です。
切り札(情報)が自分の手元に多いほど、取引や駆け引きを有利に、そして争いを避けて進めていくことが可能になります。
弥彦神社のエネルギーは、相手を観察(偵察)し洞察したうえで、それを活かしてつなげることができる力を授けてくれます。
たとえば、身近で抱えているもめごとを上手くまとめたい、ライバルの動向を知っておきたいと感じたときは、御神体の弥彦山とひとつになるような氣持ちで、参拝してみると良いでしょう。
弥彦神社の与えてくれる力のもうひとつの特色として、人々の持つ豊かさについての才能を引っ張り出すという面白い力があります。
自分の能力を伸ばすということよりも、人の力を引っ張り出してみんなで豊かになっていきます。
ですから、たとえば企業の管理職や社長、それに何か習いごとの先生などにぴったりでしょう。
そうした役所(やくどころ)にある人は、もともと豊かさを導く氣質が備わっています。
ある意味、自分を磨くよりたいへんなことではありますが、「全体の豊かさへ導く」というのは、徳を積むことです。
そんな力を欲しい方はぜひ弥彦に行かれてみてはと思います。
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弥彦山の山頂で自然と御神廟を味わう
こちらの神社は、背後の弥彦山全体が御神域です。
本殿への参拝の後は、拝殿の左手にある万葉の道を行き、ロープウェイの山麓駅へと向かってみてください。
万葉の道は、弥彦山に自生する植物60種類が「万葉集」で詠われていることから名付けられたという自然豊かな道です。
歌と自然を一緒に楽しみながら、散策するのもなかなか趣深いものです。
山麓駅からロープウェイに乗ると約5分で山頂へ…
頂上では、眼下に海や越後平野が広がり、天氣に恵まれたなら佐渡島も見えるということですが、海岸沿いに山が迫る地形はこのエリアでは珍しく、出雲と似た印象を受けるかもしれません。
ロープウェイを降りて案内を目印に20分くらい歩くと、見えてくる御神廟は、お宮こそありませんが、石畳が特徴的な、とても強い氣を感じる場所なのです。
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