こんなコマーシャル(CM)を覚えていませんか?
「お手とお手のシワを合わせて、しあわせ~」と可愛らしい女の子が手を合わせるというコマーシャルを。
これは滝本仏光堂さん(株式会社滝本仏光堂・大阪府守口市梅園町2-22)のCMです。
何だかオヤジギャグのようですが、実は非常に的を射ていることなのです。
手と手を合わせること、合掌することを「正中を通す」と一言います。
正中とは「真ん中」を意味します。
身体の真ん中を正中線と言いますし、神社の鳥居から本殿にまっすぐ伸びる道も「正中」…
ちなみに、神社の正中は神さまの通り道なのです。
ですので本来なら、お参りなどで神社を訪れたときは、真ん中を歩いていくべきではありません。
さて、正中を通すと、それだけで体と心が調整されて、邪気がすっと抜けていくといわれています。
神社などで手を合わせてみたときに、不思議と落ち着いた気持ちになったりしませんか?…
それは邪気が抜けていった証でもあるのです。
それだけではありません。私たち人間は、陰と陰が合わさったり重なったりすると、幸せを感じるようにできています。
手のひらというのは陰…
手と手を合わせるということは、陰と陰とを合わせることなのですね。
だから「手と手のシワを合わせると幸せ」なのです。
愛する人と手を繋ぐと、この上ない幸せを感じますよね?
それも同じ理由からです。
このように幸せを感じることが、エネルギーバランスを整えるのに、非常に重要です。
神棚やお仏壇がなくても大丈夫…
ただ手を合わせるだけでいいのです。
食事の度に「いただきます」、「ごちそうさま」と手を合わせてもいいですね。
気分をリセットしたいときなど、一日何度でも手と手左合わせて正中を通すのも良いでしょう。
この記事へのコメントはありません。