持続する集中力が欲しい・・・・。
誰もが思う事ですが、そもそも人間はそんなに長時間集中することなんて可能なの?
では、結局集中力が続かないのであれば、どうすれば良いのでしょうか。
よく夜は疲れていて集中力が上がらなく何時間も意味がなくぼーっと机に向かってしまう為、頭がスッキリして集中力が上がる朝の時間に集中してやろう!と、朝早く起きて仕事をする、など工夫している方もいらっしゃいます。
そこで今回はどんどん仕事の効率を上げている人は、一体どのように考えているのか、について見ていきたいと思います。
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集中力が最も上がる時に合わせて仕事の能率を上げる方法
社内の評価は「まだ将来に期待」というレベルの生命保険会社営業のAさん。
あふれるほど仕事に熱意があり、抜群に頭の回転が速く知識も豊富というビジネススキルをもち合わせているのだが、社内では今一つ頼りにされていません。
それは、本来できるはずのことができなかったり、肝心なところでその力を十分に発揮しきれないことがあるからです。
たとえば、楽々こなせる仕事をいまいちの出来であげてくることがあります。
クライアントの要望を勘違いして受け取ってしまい、後々のフォローに時間がかかってしまうことがあります。
できるときは抜群なのに、できないときは平凡以下、そんな差の激しい仕事ぶりなのです。
こういった仕事のムラの原因は、集中力を発揮すべきときにできていないことがほとんどです。
一流バッターは走者が塁にいるときの打率のほうが、塁にいないときのそれより勝っていることが多いのです。
つまり、強靱な肉体と精神をもっているだけではなく、その力を出すべきときに出せる集中力をもっていることが一流バッターたるゆえんなのです。
ビジネスでも、バッターのような一時的にとてつもなく高い集中力を必要とする場合があります。
しかし、ほとんどの場合、一定の集中力をいかに持続できるかが重要です。
Aさんは集中力にムラがあるために仕事にムラがある、といったが、実は集中力にムラがないという人は存在しません。
どんな一流アスリートでも一流ビジネスマンでも、集中力にはムラがあるものなのです。
しかし、できる人は「集中力が続かないときに、重要な仕事を入れない工夫をしている」のです。
前項で集中力を阻害する要因のことを話したが、別の要因として人間の生理現象があげられます。
集中力の高低は、体温に関係しているといわれているのです。
人間の体温は一日の間で微小に推移しており、複雑な思考、計算は体温がもっとも高い時間に高い成績があげられることがよく知られています。
人間の体温は、一般的に深夜から明け方にもっとも低く、そこから上昇を始め、昼過ぎにもっとも高くなり、その後緩やかに低下していくというリズムがあります。
ただ、これはあくまでも一般的なデータであって、その人の生活リズムによって体温の変化がまちまちであることも明らかになっています。
したがって早寝早起きの人と、深夜まで起きている人とでは集中力の発揮できる時間に違いが出てくるのです。
しかし、どんな生活リズムでも、もっとも集中できる時間がどこかにあります。
できる人は、その時間を見つけ、そこで重要な仕事や時間のかかる仕事に取り組んでいるのです。
できない人から できる人へ変身!
「もっとも集中できる時間」といっても、不規則な生活では、いつ集中力のピークがくるのかがわかりません。
そこでまず、できない人は、生活リズムを一定にし、集中力が発揮できる時間を整える努力をしてみましょう。
その際、一番意識したいのは起床時間です。先ほど述べた体温の高低のように、人間の体には一日の周期にあわせたリズムがあります。
このリズムのことを「サーカディアンリズム」とか「概日(がいじつ)リズム」といい、太陽の昼夜の周期に適用できるよう、約二五時間周期になっていますう。
「それじゃあ一日一時間ずつずれていくのでは?」と疑問に思うかもしれません。
実はこのリズム、太陽の光を受けることによってリセットされるのです。
つまり、朝起きて陽の光を浴びると、そこからリズムが開始されるということです。
だから、起床時間を決めておけば、体温の変動も毎日一定になるのです。
就寝時間もサーカディアンリズムの影響を受けるので、起床時間さえ決まれば自然と就寝時間も一定になってきます。この生活リズムができたら、質にあわせて仕事の順番を決めていきましょう。
たとえば九時〜五時のデスクワークだったら、午前中にメールや手紙のチェックと返信、小用の電話、机の上の雑然とした書類を整理するなど、仕事に集中できる環境を整えるつもりで雑務を片づけます。
そして昼過ぎにもっともむずかしい仕事、頭を使う仕事に取り組みます。
そして夕方近くから帰社時間までは計算作業や資料整理など簡単な仕事をする、といった具合です。これはあくまでも一例です。
最初は自分にあった仕事の順番を考え、集中できる時間を有効に使いましょう。
いずれ必ずコンスタントな力が出せるようになります。
集中力を持続させるための方法
●起床時間を一定にしてサーカディアンリズムにあわせた生活を心がけましょう。
●集中力がピークになる時間帯を見つけ、そこに重要な仕事を入れましょう。
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