・じっとしているつもりでも、気がつくと貧乏ゆすりが止まらない
・階段を上るとき、無意識に数をかぞえてしまう
・人前で話すとき、気がつくと髪をいじっている
こんなちょっとしたクセは、誰もがもっているはずです。
一般的には悪いクセとされる貧乏ゆすり…
これは、ほとんどの場合無意識にしていることが多く、周囲に指摘されるまで、本人は気づいていないことが多いのです。
心理学的には、喫茶店でついストローの袋をもてあそんでしまうというクセと同じです。
人間は動物であり、本来動いている状態が自然…
なのに体を動かせない不自然な状態に置かれたとき、その欲求不満を解消するため、無意識に体の一部を動かすのです。
これを「代償行為」といいます。
人の話を聞いているとき無意識に腕組みをしてしまうのは、これとは異なり、相手へのなんらかの敵対心を抱えていて、相手から自分を守ろうとする自己防衛の心理の表われです。
ですので、誰かと話しているときに腕組みをしているか気をつけて見てみましょう。
すると、自分でも意識していなかった、意外な対人関係がわかって面白いかもしれませんね。
脱いだ靴下のにおいをかぐなど、人には言えないような、へんなクセがあるという人も多いはずです。
はたから見ればへんでも、本人にとっては、そうすることで不安が解消され、心が落ちついてリラックスできることが多いものです。
恥ずかしいクセも、代償行為や自己防衛行動であると考えれば、「やめたいけどやめられない」のもうなずけますね。
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