「桜の薄いピンクを見ると、なんとも言えず幸せな気分になる」…
ピンク色には、安らぎやリラックス、健康、愛、開放感、幸福感を表わす効果があるためです。
春になると、いっせいに咲く桜は、日本人にとって特別な花なのです。
「幸福を表わす色は?」…
という質問に、ピンク色と答える人は各国共通で多いといいます。
このように選んだ色によって、現在の深層心理が表われ、感情に影響を与えます。
これを利用して、体と心を色で癒す色彩心理療法がカラーセラピーなのです。
カラーセラピーは「気分がすぐれない日の外出は、明るい色をあえて選ぶことで、自分の気持ちを高める」といったように、必要としている色を生活に取りいれることで、いい方向に変えることができるというものです。
また、選ぶ色から性格や心理も把握できます。
それは、ブルーを選んだ人は「穏和で、コミュニケーションを大切にする」とか、オレンジを選んだ人は「エネルギッシュで社交的」など、こまかく定義づけられています。
色のイメージはすべて普遍的とは限りません。
国や地域、文化によってイメージが異なります。
たとえば、黄色は、海外では幸福感や家庭、名誉などのシンボルともされています。
また、色の好みも国や地域によって異なり、日本人は中間色を好む傾向にあります。
どんな色のファッションを好むかによって、その人の主張や性格がうかがえるのですが、日本人は周囲から浮かなくいように、同じような色を身につける傾向もあるようですね。
心理学的にいえば、「同調行動」です。
ビジネスマンのグレーのスーツなどはその典型例と言えるでしょう。
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