電車でよく寝ている人を見かけます。
その寝方は人それぞれ…
しかし実は、この電車内での寝方にもその人の心理が現れているのです。
ここでは電車でカバンを抱えて寝る姿勢にどんな意味があるのか?…
この点についてお話しましょう。
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電車でカバンを抱えて寝る姿勢にどんな意味があるの?
電車の中で、居眠りをしている人をみかけることがあります。
中には、背もたれにふんぞり返るようにしながら、大口を開けて眠っている人もいれば、カバンや荷物を両手で胸に抱え込むようにして眠っている人もいます。
前者は、単に寝不足だったり、春の陽気に誘われて眠りこけていることが多いのに対して、後者は、疲れていることに加え、何か満たされない悩みを抱えている可能性が高くなります。
ある心理学者は、生まれたばかりのサルの赤ちゃんを母ザルから離し、定期的にミルクをくれる針金製の母ザルと、ミルクはくれないけれど、肌触りのよい布製の母ザルを与える実験をしました。
すると、サルの赤ちゃんは、布製の母ザルの方に興味を示したといいます。
つまり、お腹を満たすミルクよりも、心地よい感触を求めたのである。
人間の子供にも、このサルの赤ちゃんと同じような願望があることは、さまざまな例から明らかになっています。
大人になっても、胸に抱えた荷物の肌触りに、ホッとすることがあるものです。
また、カバンや荷物を抱え込むと、自然と前かがみになって背中が丸くなる…
このポーズは、母親の胎内にいるときの姿勢とよく似ているのです。
これは「胎内回帰願望」のあらわれとみてとれます。
安心感で満たされていた胎児のころに戻りたいという願望です。
つまり、電車の中でカバンや荷物を胸に抱えて眠るのも、それによってホッとしたり、胎児のころのような安心感で満たされたいという願望のあらわれとみられるのです。
もちろん、普段の生活で満たされず、ストレスをためている人が、この格好を取りやすいのです。
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