みなさんはお墓参り(供養)に行っていますか?…
景気が悪くなると、神社仏閣にお参りしたり、ご先祖様のお墓参りに行く人が増えます。
人によって意味合いは多少違うかもしれませんが、これは困ったときの神頼みで、「少しでも神さま仏さまに助けてもらえるよう、お参りをしなくちゃ」ということなのでしょう。
もちろん、ご先祖の供養は大切ですし、良いことに他なりません。
ですが、もっと大切なのは、供養ではなく施行なのです。
施行とは、生きている人に対して行うことです。
お墓参りも大切だけれど、実は、生きている人の方がもっと大切なのです。
生きている人ばかり大切にするからといって、ご先祖様は怒ったりしません。
みなさんの親御さんは、ご先祖様にとっては子どもや孫にあたるはずです。
自分の子や孫を大切にされて、怒るわけがありませんよね。
むしろ、自分のことを大切にしてくれるよりも、ずっと喜んでくれるはずです。
よく、「生きているうちに親孝行しましょう」なんて言いますね。
でも、実は「生きているうち」ではなく、「元気なうちに」親孝行するのが大切なのです。
そうじゃないと、ちょっと言葉は悪いのですが、ころっと逝ってくれなくなるのです。
ということは、介護をさせられてしまうようになるわけですね。
長患いをしたり、認知症になったり、介護が必要になってしまうのは、元気なうちに親孝行をしなかったために、親孝行せざるを得ない状況を与えられてしまうからです。
親御さんが元気なうちに、旅行に連れて行ってあげたり、何かにつけ遊びに行ってあげたりすれば、現在の深刻な介護問題は、実はほとんどなくなるのではないかと思っているほどです。
親に限らず、兄弟姉妹や子ども、友人など、今を生きている人を大切にしましょう。
その方がご先祖様からのご利益をいただけるのです。
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