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茨城県は鹿嶋市宮中にある神社「鹿島神宮(かしまじんぐう)」をご存知でしょうか。
全国にある鹿島神社の総本社でもあり、宮中の四方拝(宮中で行われる一年最初の儀式)で遥拝される一社でもあります。
今回はそんなパワースポット「鹿島神社」の魅力に迫ってみましょう。
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パワースポット「鹿島神社」の歴史
茨城県鹿嶋市に位置する鹿島神宮は常陸国の一の宮…
創建は神武天皇が即位した紀元前660年だといいますから、約2700年の歴史を持つ関東屈指の古社です。
由緒ある神社のため、多くの皇族・公家・武士などの参拝があったと伝えられますが、中でも、御祭神の武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)が武芸の神であることから、武道上の御利益があると는武道家たちの篤い信仰を集めてきました。
御祭神、武甕槌大神は、そもそも伊邪那岐命(ナギノミコト)の剣から生まれた剣の神様で、「古事記」には、天孫降臨、国譲りのときに素晴らしい交渉力を発揮し大活躍をしたと記されています。
あるとき、伊邪那岐命は、その子である火乃迦具土神(ホノカツチノカミ)が、自分の母親であり、イザナギの妻である伊邪那美命(イザナミノミコト)を傷つけたことに怒り、イザナギの剣で討ち取りました。
たとえ我が子であっても、道に反したものは斬る…
そんなあらゆるものを断ち切る強靭な意志の力を、イザナギの剣は象徴しています。
そして、武甕槌大神はその剣から生まれた神様です。
志を曲げず、自分の意志をどこまでも崇高な目的のために捧げていきます。
また、神代の時代には、天に向かって立てた剣に神意を映し、その意を自分の意志として生きるという考え方がありました。
まさに邪悪なものを断ち切る神聖な剣のエネルギーは、神々の意志を受け、揺るぎない心で人生を切り開いていくための、心強い武器となることでしょう。
また、そのもっと奥の本質にもう一つ大事なことがあります。
それはスピリチュアルな人生に自分自身を参入させていくときに、スピリチュアルな力を切り拓く剣、また入っていく意志力の剣の力があります。
スピリチュアルな人生というのは、実は誰でも簡単に入れるのです。
すべての人に魂があって神聖なる愛があるのですが、乱雑な社会にのみこまれていると、そこに入っていくのは、何かとても変な社会に入っていくのではないかと思いがちになります。
それに照れることなく、陥ることなく、自分の内側のスピリチュアルな真実に素直に正直にインスピレーションにしたがって力強く生きていくという意志力を与えてくれます。
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パワースポット「鹿島神社」の魅力
赤い門を抜けると右側に拝殿があり、その拝殿奥の御垣の中にある巨木からは、まるで「気の柱」のようなエネルギーが発せられています。
拝殿内で受け取る御神前の木は凜然として厳かで、拝殿の御神前にある玉(ぎょく)と弊(ぬさ)からは、自身の心の中にも「澄み切った力」が存在するのを感じるので、心が引き締まる思いがすることでしょう。
御神前では、どうぞ普段、心を煩わせている俗事を忘れ、真正面から鹿島の木と向かい合ってみてください…
神の意志を受け取り、自分の使命を果たすため「決断すること」の大切さに、あらためて気づくことができるでしょう。
拝殿を過ぎて森の中に続く参道の横には大きな鹿園があります。
奈良の鹿は有名ですが、もともとは鹿島の鹿たちが春日大社(奈良県)へと、移動したのだとされています。
古来、鹿の角は占いの道具であり、また「力」の象徴でもありました。
「神意に基づいた力を発揮しなさい」、「魂の真心に基づいた人生の決断をくだしなさい」…
鹿たちが、そんなメッセージを、私たちに送っているかのようです。
さらに参道を奥へ行くと奥宮があらわれます。
その昔、死と背中合わせの合戦の中でも動ぜずに、己の使命を貫き通した武士たちの深く据わった肚の力…
そして落ち着きとおだやかさ。
ここでは、そんなエネルギーが受け取れそうです。
奥宮に手を合わせたならば、心に深く決めた思いを、実行に移していくための意気込みが湧いてくるはずです。
機会があれば、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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