勉強をしている時、仕事をしている時、集中しているのもつかの間….。
家で勉強している時は、無性に漫画が読みたくなったり、普段掃除なんてしないのに、そういう時に限って掃除がしたくなったり….。
他のことが気になる!なんで他の事ばかり考えてしまうのだろう。
他の事を一切考えずに、集中力が持続できればどんなにいいだろう….と思う事、皆さんにもよくありますよね?
本当にそうです。
集中力が身につけられれば、もっと仕事が捗るのに….もっと様々な勉強ができるのに….と何度思ったかしれません。
今回は、その原因から解決方法まで、一緒に見ていきましょう!
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集中力を持続させる方法を知りできる人になろう!
「あの新しく入った派遣の子、さっきから聞いていると電話応対がなってないな〜」などと、ほかの電話が気になってしまう。
そんな他人のあら探しは集中力が欠けている証拠です。
そんなときは肝心の自分の仕事が手についていないことがほとんどです。
オフィスには、同僚の電話、世間話、BGM、キーボード音といったいろんな雑音があふれています。
知らない間にそんな雑音が頭に入ってきてしまい、無意識につい聞き耳を立ててしまって能率があがらない、という経験は誰しもあるでしょう。
仕事が進まないので焦り出すと、今度は同僚の軽快なキーボード音がまたブレッシャーに。
そんな悪循環になるにいたっては、途切れた集中力はなかなか取り戻せません。
「スイッチをオンオフするように、自分の集中力をコントロールしたい!」_____誰もが考えるその願いを実現するには、まず「集中できない理由」を知る必要があります。
目や耳に入ってくる雑音もそうだが、仕事と関係ない気がかりなこと、例えば、人間関係や健康などの悩みが頭から離れなくて集中できない、といったこともあります。
これは自分の心の中から聞こえてくる「雑音=雑念」が集中力を阻害しているからなのです。
そのほか仕事へのプレッシャーも、実は集中力を阻害する要因の1つです。
減給や降格への危機感、あるいは同僚に対する焦りは、それをはね返せる自信があるうちは仕事の成果をあげる力になります。
しかし、「失敗するかもしれない」と消極的な気持ちになると、それが雑念となって集中を妨げ、逆にマイナスの結果を引き起こしてしまうのです。
もちろん、肉体疲労が原因だとも考えられます。
肉体疲労は体全体の血液の流れを悪くし、脳への血液循環にも影響を与え、眠気や倦怠感を引き起こすのです。
「集中できていない」と感じたら、一体何が原因なのかを自己診断することが集中力を取り戻す第一歩です。
たいていの場合、ここにあげた雑音や雑念、もしくは肉体疲労が原因だから、まずそれを把握してからその原因を取り除く方法を考えましょう。
それを把握しないまま、やみくもに手元の資料や目先の作業に集中しようと頑張っても、無駄な作業のくり返しにしかなりません。
また、集中力には種類があることを覚えておきましょう。
メンタルトレーニング理論では、集中力を「内的集中」「外的集中」の二つに区別しています。
内的集中は自分の内面のものに向けている集中力のこと、外的集中は外の世界に向けている集中力のこと、です。
たとえば、ある商品の企画書を作成しているとしましょう。
斬新かつ機能的な新商品にしたいと思い、類似商品の資料を読んだりデザインを見たり、いくつかの資料を突きあわせて月別の売り上げを予想するときなど、ある対象に向けて意識を集中する。これが外的集中です。
さらにその合間におぼろげな商品イメージを頭の中で徐々に具体化したり、その商品を使っている人のことを思い浮かべたりなど、自分の思考やイメージに向けて集中するのが内的集中です。
このように、私たちは一つの作業をこなすとき、集中力を内に向けたり外に向けたりしています。
雑音や雑念が気になるときのことを思い起こしてみましょう。
資料の字面は追えているし、何が書かれていてどういう意味なのかもわかります。
しかし、「この商品を自分が使ってみたらどうだろう」とか「デザイナーの○○氏がデザインした商品に似ている」など、情報を頭の中で整理できていないことに気づくでしょう。
つまり、雑音や雑念が内的集中を阻害している状態です。
思考が途切れたとき、考えがまとまらなくなったときに、雑音や雑念は思考のすき間に入り込んで頭の中に広がっていきます。
そして、次第に自分の頭で処理すべきことがスムーズにできなくなり、いつの間にか仕事の手が止まっていた、ということになるのです。
どんな人でも内的集中を長時間持続させることはむずかしいです。
しかし、仕事に集中できる人は、この内的集中をできる限り持続させる工夫をしているのです。
できない人から、できる人へ変身!
スポーツ競技の現場では、競技の前に自分の好きな曲をヘッドホンをつけて大音量で聞いている選手はそれこそ大勢います。
これには気分を高揚させるという目的のほかに、音楽に集中してプレッシャーや雑念をはね除けるという意味もあります。
このように内的集中を高めるには、心の中の雑念を取り除き、目的とすることだけに神経を集中させることがポイントです。仕事中はスポーツ選手のように音楽に集中することはできないから、オフィスでできる簡単な方法を紹介しましょう。
それは心の中に対象物をイメージして、それに神経を集中させるトレーニングです。まず簡単な方法としては、目を閉じて心の中で「ろうそくの炎」のイメージを浮かべ、その映像にひたすら神経を集中させるというものです。
炎が微風に揺れている、そんな鮮明なイメージを思い浮かべてみましょう。
慣れてきたら、火をつけた直後の小さな炎から徐々に大きくなってきて暗やみが明るくなってくるイメージ、しばらくしたら徐々に火が小さくなってだんだん暗やみに包まれていくイメージ、といったように時間による炎の変化までイメージできれば完璧です。
ろうそくの炎のイメージは、緊張感を緩和してくれるから、とくに仕事のプレッシャーで焦りを感じている場合には効果的です。集中力の状態によって時間はまちまちだが、1分から3分くらいの目安でやってみましょう。
「居眠りと勘違いされそう」という人はトイレに座って行ってもいいです。
内的集中が高まると、浮ついた気持ちが解消され、どっしりと落ち着いた気持ちに変わっていることに気づくはずです。
慣れるまで少し時間がかかるかもしれないが、その落ち着いた気持ちになるまで続けてみましょう。そして落ち着いた気持ちになったら、イメージする対象をろうそくの炎から現実に自分が取り組まなくてはいけない仕事に置き換えてみます。
これができたらゆっくりと目を開け、早速仕事にとりかかリましょう。
驚くほど集中できるようになっているはずです。
雑音や雑念に惑わされない集中力を身につける方法
●集中力が発揮できない原因を自己診断してみましょう。
●心の中に「ろうそくの炎」を浮かべて意識を集中させましょう。
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