あなたの感情は相手に伝わっているでしょうか?
とても悲しい時、自分の気持ちを分かって欲しいとき…
実は自分が思ったほど、相手に伝わっていないときがあるのです。
よく表情だけだと感情が掴みにくく、例えばプレゼントをあげた時、本人の本心ではとても喜んでいるのに相手に全く喜んでいるようには伝わっていない人などがいます。
そこで、ここでは表情と感情の関係を心理学の面から考える…
題して、そんな表情と感情の関係に触れていきたいと思います。
Sponsored Links
表情と感情の関係を心理学の面から考える
感情の伝達は、言葉だけでするものとは限りません。
むしろ、しぐさや目つきが本心を伝えていることもあります。
言葉にできない喜びや感情を、態度で表現した経験は誰でもあるでしょう。
たとえば、勝利を手にしたときのVサインや、怒りを感じたときに無言で席を立つなどの動作も、感情を表す表現の一つです。
こうした言葉以外での伝達方法を「ノンバーバル・コミュニケーション(非言語コミュニケーション)」といいます。
ちなみにコミュニケーションには2つの種類があります。
1つはバーバル・コミュニケーション(言語的)と呼ばれるもので、主に会話などの通常のコミュニケーションを指します。
もう1つがノンバーバル・コミュニケーション(非言語的)で、言葉以外でのコミュニケーションのことです。
ノンバーバル・コミュニケーション分野のパイオニアであるレイ・L・バードウィステルの調査によると、1対1のコミュニケーションで言葉によって伝えられるメッセージは35%に過ぎないと言います。
名前:レイ・L・バードウィステル
生年月日:1918年~1994年10月19日
出身:アメリカ合衆国オハイオ州
職業:コミュニケーション学者
そして残りの65%は言葉以外…
つまり身振りやしぐさ、声色、表情などから伝わっているということです。
そしてこれが、グループでの会話となると、言葉によって伝わる情報量はわずか7%になってしまいます。
それほど、人は言葉以外の材料から他人を判断しているということでしょう。
周りの人と接するときには言葉だけでなく態度にも注意をしないと、「口ばっかりの人」と信用してもらえなくなるので注意した方がよさそうですね。
ちなみに相手に対して「好意的に感じているよ」というサインを出すには、会話中に視線を合わせる、話に合わせてあいづちをうつ、笑顔で話を返すなどが挙げられます。
反対に、視線を合わせなかったり、抑揚のない声で話す、返事に間があくなどは「好意的に思われていない」、「距離を置かれている」と相手に思わせるサインの一種なのです。
この記事へのコメントはありません。