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奈良県は奈良市にある奈良公園の東端に標高342mの「若草山」があります。
この若草山では毎年1月に「若草山焼き」が行われることでも有名です。
2018年の今年も「若草山焼き」が行われますので、ベストスポットを踏まえて見てみましょう。
日時:2018年1月27日(土)
・鹿せんべい飛ばし大会(12:00~14:30)
・三社寺(春日大社・興福寺・東大寺)にゆかりのある温食(13:00~19:00)
・音楽奉納(15:45~16:30、18:30~19:00)
・若草山焼き行事
16:45 御神火奉戴祭
17:05 聖火行列出発
17:15 松明点火
17:40 野上神社祭典
18:15 大花火打ち上げ
18:30 山焼き一斉点火
場所:奈良公園内(若草山一帯)
アクセス:JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス市内循環外回り「大仏春日大社前」下車、山麓まで徒歩約15分
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2018年の「若草山焼き」はベストスポット
「若草山焼き」は、奈良公園(浮雲園地、春日野園地、飛火野など)や平城宮(へいぜいきゅう、へいじょうきゅう)跡などがベストスポットと言えるでしょう。
その他にも奈良市街地や橿原市・御所市であっても高層のビルから見ることができます。
さらには生駒山(いこまやま・いこまさん)や金剛山・金剛山地、宝山寺(ほうざんじ))やその近くの旅館街からも観望することができます。
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「若草山焼き」の歴史
丸い丘を3つ重ねたような形から三笠山とも呼ばれた若草山…
若草山の山頂から見ることができる奈良の夜景は、福岡県の皿倉山(さらくらやま)と山梨県の笛吹川フルーツ公園などと並んで、新日本三大夜景の一つとされています。
「若草山焼き」は江戸時代以前、鎌倉時代から行われていたとされます。
発端は宝暦10年(1760年)に、世界遺産である東大寺と興福寺による領地争いだと言われていますが、その説は定かではありません。
それ以前にも元文5年(1740年)、奈良の町医者であった村井古道が「南都年中行事」に「この山を焼かざる時は牛鬼という妖怪出るという。これより正月丑の日に放火すといえど、近年元旦より三日をへず是を放火す。往古より誰人その事を掌るということもなし。毎春行人など放火すと見えたり。云々」と記しています。
これは若草山の山頂には古くから鶯塚古墳(前方後円墳)があり、これがかつて「ウシ墓」と呼ばれ気味悪がられていたために、伝説の妖怪「牛鬼」の怪談につながったものと思われます。
その他にも、建長7年(1255年)の2月には、東大寺東南院の僧が若草山の山上にお堂を建てたことに腹を立てた興福寺の衆徒との争いが起き、たびたび火が放たれたともされています。
このように「若草山焼き」の起源は諸説あり定かではありませんが、それでけ歴史が古く、2018年の現在では古都奈良に早春を告げる伝統行事になっているのです。
また「若草山焼き」だけでなく、御神火奉戴祭や水谷神社松明点火、大花火打ち上げなど様々な行事やイベントなども複合され、毎年10万人を超える観光客が来る奈良を代表する一大イベントになっています。
お近くの方は是非、古都奈良を代表する「若草山焼き」に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
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