人に対して優しい気持ちになれないとき…
あなたにはありませんか?
いつもは困っている人がいたら手助けをしたり、友達の幸せな話も心から祝福してあげられる。
けれど時々、困っている人がいても手助けをめんどくさい、と感じてしまったり、友達の話を聞いていてもイライラしてしまったり・・・・。
そんな時は、自分自身に問題があるのかもしれません。
人に対して優しい気持ちになれないと感じたら?…
そんなとき、あなたはきっと自分に対しても優しくなれないはずです。
自分に優しいとか自分に厳しいとかいいますが、優しさと厳しさは相反するものだとは思わないでください。
同時に持てるものだと思います。
自分に対して厳しくなれる人は、自分に対して優しくなれる人だと思うからです。
つまり、自分を追いつめることができるから、ある瞬間にパッと解き放つ優しさも持てるのです。
そういう人は、ダラダラではなく、キリッとしているのでしょう。
常にほどよい緊張感があるのです。
さて、他人に対して優しい気持ちになれないときは、自分自身が迷っていたり、困っていたり、イライラしていたり、情緒不安定になっていたりする場合が多いのではないでしょうか。
それは、自分に対して厳しくしているというよりは、ある意味において自分を傷つけているといってもいいでしょう。
自分をまともに扱えないもどかしさ…
自分と正々堂々と向き合えない後ろめたさ…
さらには、自分をきちんといましめることができない情けなさ…
そういったことで自分を苦しめているのです。
人に対して優しくなれないときというのは、そんなときが多いような気がします。
何か落ち着きがなく、自分の気持ちを一生懸命に抑えつけているから、きっと周りの人に対して優しくなれないのです。
自分が平常心で落ち着いているときには、他人に対しても優しい気持ちで接することができているはずです。
人はどんな状況にあっても、自分の気持ちといつも闘っているのです。
どんな微笑みを目の前の人に見せても、自分の気持ちはどこかクールなのです。
自分の中と外の境目には、銀河系よりも不思議な「心情系」という層のようなものが存在しているといえます。
そこを通過して相手の人に接しているのです。
相手との間にはるかな距離を感じるのは当たり前かもしれません。
「心情系」には喜怒哀楽のほか、さまざまな感情の星座が散らばっている、と思いますが、それほど自分というものは複雑で崇高なものなのです。
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