イエス・キリストはどのように生まれ、そして信仰の道にどのように進んだのでしょうか?…
紀元前6~4年頃、イエスはパレスチナ地方にあるベツレヘムという町で、大工である父ヨセフと母マリアの間に生まれたと言い伝えられています。
イエスの誕生に関しては、様々な伝説があり、中でも一番有名なのは、母マリアが処女のまま聖霊によってイエスを身ごもったというものでしょう。
この他にも、マリアは家畜小屋で出産したとか、イエスが生まれると天使が人々にそれを告げたとか、東方の三博士と呼ばれる賢者たちが祝福に現われたなど「神の子」誕生を象徴する逸話には事欠かきません。
ちなみに、イエスには兄弟がいたとされているのですが、それがヨセフとマリアの子なのかについては、キリスト教でも宗派によって見解がわかれています。
さて、このように特別な存在として誕生したイエスですが、成長後しばらくは父の大工仕事を手伝いながら、平凡な人生を送っていたとされています。
しかし、30歳を過ぎたころ、大きな転機が訪れるのです。
そのころ、ヨルダン川の岸辺では洗礼者ヨハネという預言者が熱心に宗教活動を行なっており、一部の人々は、彼こそがメシアであると考えていました。
しかし、ヨハネは「やがて、私よりも優れた者が出現する」と予言…
やがて、ヨハネの前に、イエスが現われます。
彼を一目見るなり、「神の子」であることに気づいたヨハネはイエスに洗礼を与え、信仰の道へと導いたのです。
これにより、宗教家イエスが誕生するのです。
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