下北半島の中央部に位置する外輪山、霊場であり、日本三大霊場である高野山、比叡山と肩を並べるパワースポットこそこの「恐山」です。
恐山は天台宗の高僧慈覚大師(円仁)によって開かれました。
死者の集まるところとされ、「巫女(いたこ)の口寄せ」が行われていることでも知られていますよね。
さて、ここで注目したいのは、一帯の中でも大尽山(おおつくしやま)と宇曽利山湖です。
特に大尽山は木星という形の山です。
大尽山からの龍脈の霊力とここの土地自体の強い磁場は、なるほど霊の集まる場所と言われるだけのことはあります。
この恐山をテレビや雑誌で見ると、雲が低く垂れ込めガスがあちらこちらで吹き出している…
まさに地獄のような景色です。
けれども、そういう硫黄が吹き出している場所は山全体ではほんの一角なのです。
霊の方だってそんなガスの中にいるのはたまらないでしょう…
実は、この恐山の中で本当に怖いのは宇曽利山湖の方なのです。
宇曽利山湖へ行った人の中には、恐山や湖の「気」を見ようとした瞬間にふと頭全体を湖に持っていかれるように強く引っ張られ、その後、一時間ほどぼーっとしたままになってしまった人もいるそうです。
つまり、ここは何かを持っていってもらうのに適した場所なのですね。
過去のしがらみや思いを捨てて…
新しく人生をやり直そうという人に力を貸してくれる場、霊に会うというよりも、そんな古い思いを断ち切ることのできる所なのです。
もう一つ言っておきますと、湖の近くにある地蔵菩薩をお祀りしている六角堂は気を付けておきましょう。
ここには世を去った身内の人や愛する人への悲しすぎる想いが溜まっていて、悲しみのない人が行きますと、他人の業(ごう)をもらってしまうという話があるからです。
もし、あなたに捨てたいもの、別れたい相手(腐れ縁・悪縁)などがあるならば…
湖の砂浜で、他の人が置いていった風車や記念品のない所を選んで座ります。
そして、自分の座っている所から7~8メートルくらい先の水面を見てください。
少し息を吐きながら、あなたの捨てたいものや悲しいこと、あるいは別れたい相手(腐れ縁・悪縁)をその水面に思い描いてください。
5分、10分…と、そうしているうちに自分の捨てたかったものがすーっと持って行かれる感じがあるかもしれません。
もし、手応えがあったならば、湖の方へ手を合わせて、「ありがとうございます」と感謝の意を表わして立ち去ってください。
決して後を振り向かないように…
こうしてあなたのしがらみや過去を捨てて新しく頑張りましょう。
交通の便が悪く行くのに苦労するところですが、ここの力はとても強く素晴らしいので、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
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