お店の前に人が行列を作っていると、なんだか気になってつい並んでしまう….。
友達のみんなが、すごいお得に買えたよ!と勧めてくるものを、特別欲しいものではなかったが、買わないと損をする、と思いつい買ってしまった….。
このような現象、あなたも経験があるのではないでしょうか。
特に心から望んでいたことではないけれど、皆んながやっているから、一緒にやってしまう。
なぜそのような気持ちになってしまうのでしょうか。
それでは詳しく見ていきましょう。
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なぜ人は他人と同じ行動を取りたがるのか?
女性が大好きなバーゲンセール。
「SALE」や「30%OFF」などの店頭広告を見ると、つい引き寄せられてしまう人も少なくないようです。
けれど、ここにも群集心理の影響が働いています。
店頭ポスターにつられて引き寄せられる人たちがその商品を安く手に入れているのを見て、「自分も買わなければ損をしてしまう」ととっさに思ってしま
うのです。
これが、「限定〇名様」「本日限り」などと書いてあったならその心理的影響はなおさらで、「今買わないと後悔する」という気持ちが働き、「私も買う!」となってしまいます。
けれど、意気込んで買った商品も、家へ帰って冷静になってみたら、別に買わなくてもよかったものだった、ということも往々にしてあるものです。
ここには、自分の意思よりも他人と同じ行動をとることを優先してしまう同調行動も大きく関係しています。
集まっている多数の人が同じ行動をとっているなかで、自分だけ違う行動をとるのは非常に難しくなるのです。
この心理を利用した販売戦略はたくさんあります。
興味を引くような話しぶりで人を集める実演販売や、「先着10名に記念品プレゼント」などのキャッチで販売前に店頭に並ばせる方法などは、通りかかった人が同調行動を起こしやすい仕掛けです。
こうした広告や販売戦略に引っかかりやすい人もいます。
無駄遣いをしたくない人は、つねに「これは本当に欲しいものか」を自問しながら買うとか、あらかじめ必要なものを書き出しておき、それ以外の売り場や商品にはなるべく立ち寄らないようにするなどの工夫が必要です。
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