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もしもっと仕事ができるようになりたい!とお思いなら、自分自身の努力で道を切り開くのもいいが、身近にいる仕事ができる先輩の技を盗むことが何よりも手っ取り早いのではないでしょうか。
しかし、一言で盗め!と言われても、簡単にできれば今頃こんなに苦労していないよ、と言いたいですよね。
ここでは、仕事ができる先輩からどのように仕事の技を盗み、自分も同じように仕事ができると言われる人間になれるのか?をみていきたいと思います。
賢く頭を使い、一日でも早く仕事ができる人間へと生まれ変わりましょう!
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仕事が出来るようになるにはまず先輩からアドバイスを受けるべき?!
「自分もあんなふうに仕事を進められたらいいのになあ・・・・」なんてタメ息が出るほど優秀な先輩。
あなたの周りにもそんな人が一人や二人はいるでしょう。
そうした人と同じ職場で仕事ができるというのは、とてもラッキーなことです。
仕事のやり方を学ぶことができるからです。
しかし問題なのは、手本があるからといって必ずしも簡単に実行できる保証はないということです。
日本料理などの職人の世界では、「技は目で盗め」といわれるが、真似にも長い修業が必要です。
優秀な先輩や同僚のスキルを盗むことは、スキルアップの一番の早道だが、ポイントを誤るといつまでたっても進歩できません。
では、先輩の仕事の中のどこを盗めばいいのか、そしてその盗み方とは。
誰もが経験するこの悩みには、先輩とのコミュニケーションが鍵となります。
他の人の仕事ぶりを見て、そこから何かしらのコツやヒントを盗もうとする場合、まず、その仕事ぶりのどこにコツやヒントが隠されているのかを見つける観察力が必要です。
メモのとり方から電話での応対、上司への報告など、漫然と聞いたり見たりするのではなく、「自分とはどこが違うんだろう」と問いかけながら観察してみましょう。
しかし、観察だけでは真似できない、どうやればいいのか見当もつかないこともよくあります。
例えば、仕事の段取り、クレーム処理、外部業者への仕事の発注など、自分の観察が及ばないものがそれです。
そんなときには、当人にズバリ聞いてみてもいいのだが、実際のところ、方法論を意識することなく、自然とうまく仕事を進めている人は多いのです。
「そんなこと聞かれてもなあ。自分で見つけてくれよ」といわれるのがオチです。
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できない人から、できる人へ変身!
あの人はどこかに答えをもっている。
しかし、それを見つけ出せない。
それをうまく引き出す方法があれば、先輩に限らず、同僚や仕事の相手先からでも自分のスキルに変える効果的なアドバイスを受けることも可能になります。
では、その引き出し方を紹介しましょう。
それは「自分の弱さ」をさらけ出す、つまり自分の失敗談をあげることで、どんな点が悪かったのかを指摘してもらう方法です。
「先日、納品延長の件をA社に相談したんですけど、むげに断られてしまったんです。まだ余裕があるはずなのに、どうしてなんですかね。相談のしかたが悪かったんでしょうか」とできるだけ具体的に聞いてみます。
こちらがそういった失敗談を先に出すことで、「そういえば、俺もこんなふうにいわれたことがあったよ、あれにはまいったな」と口を滑らせて自身の失敗談を聞かせてくれるきっかけになり、失敗をどう克服したか、その後どう生かしたかまで、話を掘り下げてくれるでしょう。
これを「僕の方法は決して間違っていないですよね。担当者のわがままだと思うんですけど」という同意を求める聞き方では、ここまでは話してくれません。
また、仕事に対する意見を聞くのも同じです。
「きのうA社に納品の件で連絡されていましたよね。なぜA社は了解してくれたんですか。僕だったら、きっと了解してくれなかったと思うんですよ。うまい交渉法でもあるんですか」という聞き方です。
自分はできない、しかし先輩はできる。その点を強調するのです。
自尊心を高めて相手に気に入られようとする行為を、心理学では「迎合行動」といいます。
迎合行動は、人間関係を円滑にしたり聞きにくい話を引き出したりするのに非常に有効な方法です。
ここで紹介した話し方はまさに迎合行動を応用したものなのだが、使い方を間違えると相手に不快感を与えることもあるから注意しましょう。
たとえば、今回の場合、自分のできなさや、いたらなさを強調しすぎると、「こいつ、単にお世辞をいいたいがために自分を卑下しているのか」ととらえられてしまいます。
自分の悪いところをさらけ出したら、それをくり返すことは避けて、先輩の体験談、失敗談に話の中心をもっていくようにしましょう。
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