あなたの周りに、やたらと「カタカナ語」や「横文字」、「専門用語」を使う人がいませんか?
「それはペンディングで!…」
「例の件、フィックスしたから、みんなにアナウンスしといて」
などなどです。
そんなカタカナ語や横文字を使う人の心理とは、どういったものなのでしょうか?
Sponsored Links
カタカナ語や横文字を使う人の心理とは?
モチベーション、コンセンサス、イニシアチブなど、日本語でも十分用が足りる言葉のカタカナ語や、ブロードバンド、PTSDなどの一般社会ではあまりなじみのない専門用語をやたらと使う人がいます。
こういうタイプは、たいてい身に着けるもののセンスもよく、言葉遣いもていねいで、とても洗練された印象を与えます。
ただし、日本語にない概念を表わす場合は仕方ありませんが、むやみにこれらの言葉を使いたがる人は、自信に満ちた外見の裏返しとして、意外なコンプレックスを抱えていることが少なくありません。
また不安や劣等感を強く持ちつつも、それをあからさまに見せるのを避けたがる傾向にあります。
欧米コンプレックス、専門コンプレックスの強い日本人には、確かにカタカナ語、専門用語は格好よく聞こえ、使っているだけで、外国通、業界通の人に見えてしまうのでしょう。
それだけに、何らかのコンプレックスがある場合、カタカナ言葉や専門用語は重宝なことこの上ありません。
使っている人にとっては無意識かもしれませんが、これらの言葉をコンプレックスを覆い隠すためのバリヤーにすることで、自分自身を大きなものに見せることができるのです。
同じような例としてあげられるのは、「〇〇博士がいっている」、「作家の〇〇が”△△”の中で書いている」などという有名人の言葉の引用です。
やはり、その有名人の持つ権威を借りて、自分を大きく見せようという意識が隠れています。
外国生活が長い人が多用する場合、自分の知識を誇示しようとしているケースもありますが、一方、質問をされたくないときや、聞き手を煙に巻きたいときに使う人もいます。
あまり信用はできないでしょう。
反対に、自分が話をする場合にも注意が必要です。
本人は格好よく使っているつもりのカタカナ語や専門用語を、よくわからないといって嫌がる人も多いものです。
やはり、誰にでもわかる、簡単な表現を使った方がコミュニケーションも円滑にいくでしょう。
この記事へのコメントはありません。