さて今回は、あなたに好意があるときの相手のしぐさを解説していきましょう。
あなたといるときに相手に次のような動作が見られるのなら、あなたは自信を持ってください。
相手は間違いなくあなたのことが好き…
そんなときには、鼻の下や口元を触る、またはあなたの話を聞くときにじっと目を見つめるなどのしぐさが現れます。
なぜ、鼻の下や口元を触ると、相手への好意につながるかというと、これらの部分はいわゆる「第2の性的器官」ともいわれ、どちらも粘膜が薄い部分の近くとなります。
この部分を触るというのは、つまり動物的な本能として、性的な行為を求めているのです(ただし、あくまでも無意識的にそうしているわけで、当人の顕在意識ではそのつもりはないことをお断りしておきます)。
相手は、鼻の下や口元を触ることで、無意識のうちに興奮を抑えているのだと考えてください。
また、こんな動作が頻繁に見られるなら、脈ありで間違いないでしょう。
それは「ミラーリング」です。
これは「鏡のように」という意味で、お互いの動作が似てくることからそのような名前をつけられました。
あなたも経験があるかもしれませんが、好きな相手とはなぜか動きのタイミングが似るものです。
たとえば、顔を上げたときにお互い目が合うタイミングやコップを持ち上げる動作がかぶることが、ミラーリングに当たります。
他にも、相手があなたを軽くからかったり、言葉数が多くなったりするのも、好意のサインです。
軽くからかうのは笑顔にさせたいためで、言葉数の多さは自分の緊張を隠すためのごまかしの行為なのです。
そして「パーソナルゾーン」が近いのも脈ありの特徴のひとつでしょう。
パーソナルゾーンとは人間が特有に持つ距離感で、このゾーンに知らない人間が接近すると嫌悪感を覚え、親しい人とは距離を近づけようとします。
職場などで「あのふたり、つき合ってる」と周りの人間が気づくのはこのパーソナルゾーンへの接近のせいなのです。
自分たちはうまく距離を置いているつもりでも、いつの間にかお互いのパーソナルゾーンに入り込んでしまうため感づかれるのですね。
さらには、相手との距離を意識的にコントロールすることで、かなりの精度で相手の心理、また親密度さえも操ることが可能になります。
実は、初めてのデートや初対面では50センチという距離が一番心地いいということが、心理実験でわかっています。
次に、数回デートを重ね、お互いのことを理解し合えてきたら、今度は15センチに近づきましょう。
15センチという距離は「パーソナルゾーン」ですので、よほど心を許していない限り、自ら体を離そうとします。
では、なぜ、距離感を気にする必要があるのでしょうか?
実は距離感というのは信頼のバロメーターであり、もしも初対面なのに、いきなりパーソナルゾーンに入ってきたら、きっと「何この人?なれなれしい」と感じるはずです。
一方、初対面でも1メートルも離れていると、自分のことを避けているのか、また嫌いなのでは…
と感じます。
このように距離感を自由自在に操ることで、相手の気分をコントロールするのです。
「本当にそんなことでコントロールできるの?」と疑問に思う方もいるようですが、これはカップルや過去のあなたの経験を思い出していただくとわかりやすいでしょう。
たとえばデート中は腕を組んだり、手をつないだり、肩を組んだりと、男女ともにお互いのパーソナルゾーンに無条件で入ります。
しかし、ここでケンカをしたとしましょう。
さっきまでの距離感はどこへやら、男女とも、相手から1メートル離れて、口もきかずにムスッとしているはずです。
こうして感情とともに自然と距離感を置くことから、それを意識的に使うと、相手の感情をコントロールできるということに気づくはずです。
Sponsored Links
この記事へのコメントはありません。