どんな些細な内容であれ、誰かに頼みごとをする時はその切り出し方を間違ってはいけません。
とりわけ「面倒な仕事を振りたい」、「デートの約束を変更してほしい」など…
言い出しにくいけれど断られたら困るような頼みごとをするには、ちょっとしたテクニックが必要なのです。
それはまず、相手にイエス・ノーの選択肢を与えないことです。
どういうことかというと、頼みごとそのものは引き受けてくれることを前提として、次の質問をしてしまうのです。
たとえば、「わたしが担当している取引先を少し受け持ってくれないかな?」という切り出し方をしたら、「いや、ボクも手いっぱいだから…」と断られてしまうのがオチでしょう。
そこで「A社とB社、どっちだったら受け持ってくれる?」という言い方をするのです。
こうなると、もう引き受けることが前提となり「どちらかといえばA社がいいかな…」といった答えを引き出すことができるのです。
これと同様に「次に会う約束、変更したいんだけど…」ではなく「日曜日のデートを変更するとしたらいつがいい?」という言い方をすれば、相手に有無を言わせるスキを与えずに済むのです。
こうした前提つきの問いかけは意外と使い勝手がいいのでコツを覚えておくといいでしょう。
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