肉体とは別に精神的実体として存在すると考えられるもの…
これを人は「霊」だったり、「魂」などと呼ぶことがありますね。
では、この霊や魂などの存在…
私たちは、どう解釈すればいいのでしょうか?
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霊や魂などの存在をどう解釈すればいいのか?
普段はすっかり忘れていますが、そもそも私たちも本当は誰であっても、一人ひとりが霊的な存在でもあるのです。
ただ、人間と霊の関係は、みなさんがよくイメージされるように、ロボットの頭に人間が乗り込んで操作するというような、そういう「肉体+霊」という二元論ではありません。
ここを整理しないと混乱してしまうので、よく覚えておいてください。
実は、人間の「霊」は三元論…
つまり三本の糸のようなものが交わってできているといわれています。
1つ目の糸は「魂」。
魂というのはもともと先祖のことで、先祖から伝わる霊系を表わしています。
霊の三つの糸のうちの横糸です。
魂という字をよく見ると「鬼が云う」と書いてあります。
鬼は、日本では角を生やした怪物ですが、漢字の元をつくった中国では「鬼=陰」で、目に見えないもの…
つまり霊を意味するのです。
魅力の「魅」の字も鬼編ですが、これは「魅力」とは「見えない力で引きつけられることをいうからなのです。
お化粧やスタイルじゃなくて、何か見えない力、つまり性質や雰囲気やオーラがその人を「魅力的に」見せているというわけですね。
そう考えると、「魂」とは「見えないものが何か言う」こと…
先祖とは、遺伝子のつながりという存在だけではなくて、神と交信できる筋道でもあり、私たちにとっていちばん身近な守護霊に当たるのです。
2つ目の糸は「直霊(ちょくれい)」…
これは生まれ変わりを続ける霊系で、霊の縦糸ともいえます。
先祖の霊系とは別に、自分がどういう前世を生きてきたか?…
霊にはそちらのつながりもあるのです。
そして3つ目の糸が「魄(はく)」です。
魄とは死して残るもののことを意味し、その人の思いや念などを表わします。
死の刹那、その人が「何かしたい!」と願った思いは、その場に残ります。
そうして、感度のいい人がその場所に行くと、それをキャッチする…
私たちが幽霊と思って見るものの正体は、死者の残留思念である魄が物質化して見えるものなのです。
ですので「魂」「直霊」「魄」、この三本の糸の交点が「霊」なのだといわれているのです。
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