血液型の性格判断の話って、盛り上がりませんか?
初対面の人と特に会話がなくなった時でも、1つの話題作りとして話を出しても盛り上がりそうですよね。
(時と場合により、失礼にあたる場合もありますが・・・・)
特に女性はこういった話題、大好きですよね。
私も好きで、血液型の本を書店で見つけると読み入ってしまうタイプです….。
みなさんも大体、血液型のタイプはお分かりだと思います。
A型の人は几帳面だとか、O型の人は大雑把だとか….。
血液型の性格判断の本などを読んでいると、とても当たっているような気がしますよね。
自分自身の性格もそうですが、職場のあの人はいつも細いところまで気にしてくるし、やっぱり典型的なA型だなあ、など。
でも改めて考えてみるとそれらに本当に根拠があるの?
実際のところ、本当に当たっているのでしょうか?
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血液型性格判断の根拠って、実際のところあるの?
お酒の席や、ざっくばらんなお喋りの席で、血液型による性格判断は大活躍します。
年齢や立場を越えてこれほど盛り上がる話題というのも、そうそうはないかもしれません。
では、本当に血液型は人の性格に影響を及ぼしているのでしょうか。
心理学的見地に立つなら、これはNOと言わざるをえません。
水を差すようではありますが、心理学のさまざまな性格テストの診断結果に、血液型との関連性は見つかっていないのです。
また、医学的な立場からも、血液型の違いが、性格に影響を与えることはないと考えられています。
それならば、なぜこれほどまでに血液型性格判断は浸透し、息長く話題を提供し続けているのでしょうか。
一つには、血液型というのはとてもシンプルでわかりやすい、というのがあります。
星座占いは12星座も区分があり、分け方やそれぞれの特性を把握しきれません。
手相占いや姓名判断となると、ますます複雑な知識が必要です。
その点、血液型なら4つしかありません。
しかも、一つ一つの血液型を表す特徴も、「A型は几帳面」「B型はマイペース」などわかりやすく、当てはまる属性の人も多数いそうなものばかりです。
そのうえ「私はA型だから、几帳面なんだ」と思いこみ、その通りの性格になっていくこともあります。
これは自己成就予言に当たり、期待される状態に、自ら進んでいく行動です。
血液型判断は、コミュニケーションツールの一つとしての役割ととらえるといいでしょう。
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