自分に自信を持つ事って、簡単にできるものではありませんよね。
人前でスピーチをする時、会議で意見を発表する時、上司へ成果を伝える時など。
常に自分に自信を持てたら、どんなに良いか。
でも自分なんて大した事ないし、自信を持てと言われたところで難しい、と思っている人は多いと思います。
しかし、同じくそんなに大した人間じゃない、と思っている人でも、胸を張って自信を持って行動している人、または自信があるように見えるもいます。
そんな人は、一体どうして自信を持てているのでしょうか。
今から紹介する方法をもって、あなたは明日から….いや、今日から!胸を張り、自信を持って仕事をしているでしょう!
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自分に自信を持つ為の簡単な方法とは成功体験にあり
「もっと自分に自信をもって仕事をしろ!」とハッパをかける上司、というのはどんな職場にもいるものです。
確かに自信がなさそうに話す人より、堂々と「私を信じなさい!」という態度でアピールする人のほうが、聞いている側も信頼感がわいてくるのは当然でしょう。
反対に「たぶん…」「…じゃないかと思うんですが」「…だとは、まあ思いますけど」「私はよくわからないですけど…」といったフレーズが口を開くたびに出てきたり、「…かもしれません」の「かも」をこれでもかとばかり大げさに強調してみたり…、そんな話し方ばかりしていては、信頼されるどころかよけいな揚げ足の一つもとられてしまいます。
そんなことはわかっているつもりでも、思い通りにいかないのが現実です。
たとえば「大きなミスをしでかした直後」「一つの間違いも絶対許されない状況」「報告する内容について相手のほうが熟知している」などのシチュエーションでは、ついつい話す口調もモゴモゴしがち。
そんなとき、上記に並べたようなフレーズがいつの間にか口から飛び出しているなんて経験は、たいていの人が身に覚えがあるのではないでしょうか。
「自信をもて」といわれたからといって、「ハイわかりました」と簡単に自信をもつことができるはずはありません。
なぜなら、自信をもつにはその根拠が必要になってくるからです。
しかも、自信はその裏づけが欠けていると相手には伝わりません。
しかしこれを逆に考えると、何か裏づけ、つまり「大した根拠」さえあれば自信をもつことができるともいえます。
誰でも大なり小なり何らかの成功体験をもっているものです。
まず、そうした成功体験を自分の能力を証明する実績として自覚しましょう。
「自分にだって自信をもっていい根拠はある」という確信を通じて、いつも自信満々な人とメンタリティのうえで同じ土俵に立つのです。
こうした「自信」の対極に位置するのが、目に見えない「緊張」や「プレッシヤー」。
失敗を恐れて慎重になりすぎるあまり、自分の能力を過小評価してしまいます。
このプロセスが「自信がもてない」という状況につながっていきます。
しかし自信満々な人も、決して失敗しないから自分に自信をもっているわけではありません。
というよりむしろ、自信がない人もある人も実は失敗するリスクは大して変わらないものです。
なのになぜ自信という点で見ると、大きな違いが生じるのでしょうか。
それは自信をもてる人は「緊張」や「プレッシャー」のもとでも、これまでの実績に基づいて、自分をちゃんと信頼できているからにほかありません。
つまりこの「自分を信頼する」というメンタリティが、自信がある・なしのわかれ道となります。
そしてこの「自分を信頼するためのツールとして、過去の何らかの成功体験、つまり「根拠」が有効なわけです。
できない人から、できる人へ変身!
「そんな目ざましい実績がないからなあ」という人もいるでしょう。
ここでのポイントは、「むずかしく考える必要はまったくない」ということです。
まずありのままの素の自分の状態になることです。
そのためのキッカケとして、過去の事例を意識するにすぎないととらえてみましょう。
そのために意識する「過去」とは、自分を現在の位置にまで押し上げてくれたシンボルが手っとり早いです。
それは漠然とした記憶よりも、具体的な形をもったモノであるほうが効果的です。たとえば試験に臨む受験生。
これまでに十分勉強はしてきたけれど、うまくいくかどうか不安だという場合を考えてみてください。
ただ「今日までたくさん勉強してきたじゃないか」と念じるよりも、もっと簡単な方法があります。
それは、これまでに自分がこなした参考書を机の上に積んでみることです。
頭の中で「あれとこれと……」と思い浮かべるより、実際にそれを目に見える形にすればまさに一目瞭然。
「自分は今までこれだけやってきた」という確信を、即座に自信に変えることができます。当然、この方法はビジネスの世界にもあてはまります。
たとえば、過去に自分が手がけた制作物のサンプル、大きな案件を完遂した際の広報資料、むずかしい顧客をくどき落とした際の契約書の控え・・・。
こうしたアイテムを、つねに目の届く場所においておくだけで良いです。
おく場所がないという人でも「三段目の引き出しの奥」といったように、その存在をつねに実感することができれば十分です。もし自信を失いそうになったら、過去の実績を証明するアイテムをもう一度じっと見つめてみます。
そして「自分はこれだけの仕事を成し遂げるだけの実力がある」「これだけの仕事をこなしてきた経験がある」というように、そこで自分の能力を肯定的に評価してあげます。
こうした方法を通じて、苦境に立たされたときのネガティブなメンタリティを立て直すことができるのです。もう一つ、自分に過度なプレッシャーをかけず、ときにはいい意味で開き直ることも有効な方法です。
たとえば10人の顧客の前でスピーチをする際に、極度の緊張やプレッシャーを感じるという人は、知らず知らずのうちに10人全員を納得させようとしているものです。しかし世の中にはいろんな性格の人がいて、考え方も千差万別です。
おまけに、一人ひとりの顧客がどれくらいまじめに話を聞いているか、どの程度本気で商品を欲しがっているかもわかりません。
そんなときには、そもそも10人全員を納得させるのはどだい無理な話と割り切って考え、そのうち最低一人には完全に理解させればいい、と考えを転換させます。
「どうしよう、どうしよう」と解決法のない思考の迷路にハマる前に、無理をせずありのままの自分を全部ぶつければそれでいいと考えを立て直すわけです。野球のバッターは、ふつう三割打てば上出来といわれています。
しかしつねに好成績をあげる選手も、すべての打席で「打たなきゃ終わり」と考えて構えているわけではありません。
選手なら誰もが憧れる三割打者も、言い換えれば七割は失敗していることになります。
ここで「三割は打たなくてはいけない」と思うのか、「七割は失敗してもかまわない」と思うのか。
どちらの考えに意識を集中させるかは、もちろんケースバイケースです。
しかし、ことプレッシャーが自信喪失を招くという場合には、いうまでもなく後者のメンタリティが必要です。
いい意味で開き直ることも、ビジネスを乗り切るためのメンタルトレーニングでは一つのテクニックとなるのです。
自信をもって仕事に臨むための方法
●自信の源となる具体的なモノをすぐに目につくところにおいておきましょう。
●「七割は失敗してもかまわない」といった一種の開き直りで肩の力を抜きましょう。
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