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2018年2月8日(木)は「針供養」の日ですね。
針供養では、1年間使った針を供養する…
また縫物の上達などを祈願する日です。
そこで今回は東京都内で「針供養」におすすめの社寺や神社に関してご紹介したいと思います。
是非、お近くの方は足を運ばれてはいかがでしょうか。
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針供養するなら2018年は東京のどこに行けばいい?
東京で針供養と言えば、一番に挙がるのが東京は浅草の「浅草寺」でしょうか。
寺社名:浅草寺(せんそうじ)
住所:東京都台東区浅草2丁目3番1号
山号:金龍山
宗派:聖観音宗
アクセス:
東武スカイツリーライン・浅草駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線・浅草駅より徒歩5分
つくばエクスプレス・浅草駅より徒歩5分
都営地下鉄浅草線・浅草駅A4出口より徒歩5分
浅草寺は東京都内最古のお寺です。
浅草寺の淡島堂において、毎年2月8日に針供養が行われています。
ちなみに2018年も2月8日(木)の11時より針供養が予定されています。
浅草寺では「針供養会(はりくようえ)」と呼ばれ、淡島神社に参拝し、針への感謝と裁縫上達の祈りを込め、豆腐やコンニャクに古針・折れた針を刺して供養するのが習わしです。
またその他にも下記の寺社で、同様に「針供養」が行われています。
寺社名:正受院(しょうじゅいん)
住所:東京都新宿区新宿二丁目15番20号
山号:明了山
宗旨:浄土宗
アクセス:
東京メトロ・都営地下鉄「新宿三丁目駅」C7出口から徒歩6分
東京メトロ丸の内線「新宿御苑駅」1番出口から徒歩7分
正受院で有名なものと言えば、「綿のおばば」で知られる奪衣婆像(だつえばぞう)でしょう。
咳止めや子どもの虫封じにご利益があるとされ、お礼参りの際には綿を奉納する習慣もあります。
正受院の針供養は華やかなもので、針塚にお供えする「甘酒献上」や子供たちを先頭に、「綿のおばば」の像を担いで靖国通りからお寺を一周するというものがあります。
このお寺では一般的な針供養の他にも、盛大な法要が行われることが特徴です。
神社名:鐵砲洲稲荷神社(てっぽうずいなりじんじゃ)
住所:東京都中央区湊一丁目6-7
主祭神:稚産霊神・豊受姫大神・宇迦之御魂大神
社格等:旧郷社
アクセス:
JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅より徒歩5分
東京メトロ有楽町線「新富町」駅より徒歩10分
鐵砲洲稲荷神社では区内唯一の富士塚があります。
富士塚とは富士山の熔岩を用いたもので、この神社の富士塚の頂上には末社鉄砲洲富士浅間神社が鎮座します。
社殿の向かって右側奥には富士塚があり、こちらも境内に針塚がり、2月8日(木)に針供養を行っています。
寺社名:森巌寺(しんがんじ)
住所:東京都世田谷区代沢3丁目27番1号
山号:八幡山
宗派:浄土宗
アクセス:
小田急線・京王井の頭線「下北沢駅」より徒歩約8分
江戸時代には針だけでなく、灸(きゅう、やいと)、そして富士講(江戸時代に成立した民衆信仰)でも名高い寺お寺です。
針供養は他の寺社仏閣と同様に2月8日(木)に行われます。
場所は大黒様も安置されて淡島堂で法要が行われ、用意された豆腐に古針を刺して供養します。
また森巌寺の針供養は1999年(平成11年)に世田谷区指定無形民俗文化財(風俗慣習)に指定されました。
針塚も淡島堂の前にあります。
寺社名:西光寺
住所:東京都葛飾区四つ木1-25-8
山号:超越山
宗派:天台宗
アクセス:
京成押上線四ツ木駅から徒歩5分
西光寺(さいこうじ、せいこうじ)は、日本各地にある仏教寺院で、東京にも台東区や調布市にあります。
ただ針供養の行っている西光寺と言えば、葛飾区四つ木の西光寺です。
こちらの西光寺には葛飾区指定文化財とされている木造聖徳太子立像や、親鸞の直筆と伝えられる阿弥陀画像があります。
針供養も2月8日(木)に本堂の前の針供養塚で行われます。
神社名:富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう)
住所:東京都江東区富岡1-20-3
主祭神:品陀和気命他八柱
社格等:旧府社、別表神社
アクセス:
営団地下鉄東西線「門前仲町」駅より徒歩3分
都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅より徒歩6分
JR京葉線「越中島駅」駅より徒歩15分
別名を深川八幡とも呼ばれる富岡八幡宮では、2月8日(木)に粟島神社献針祭が行われます。
粟島神社献針祭でも他の針供養と同様に、1年間使った古い針を供養、裁縫の上達祈願を行う行事です。
例年通りであれば午後2時より粟島神社献針祭が行われます。
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そもそも針供養とはどんな意味があるの?
古い針や折れた針を供養して、裁縫の上達や怪我のないように願う「針供養」。
最近では、裁縫をする人も少なくなりましたが、和裁の仕事をしている人が縫針を、看護士さんが注射針を納めているのだそうです。
針供養は、「事八日」と呼ばれる2月8日か12月8日に行なわれます。
関東では2月8日、関西では、12月8日に行なうのが一般的なようです。
針供養の日は裁縫を休み、古い針、折れた針を豆腐やこんにゃくのような柔らかいものに刺し、近くの神社などに納めて供養してもらいます。
針供養を行なう神社としては、和歌山県の淡島神社や、上述しました東京·浅草の淡島堂がよく知られています。
針供養を広めたといわれる淡島神は女性の病を癒し、女性を苦しみから救ってくださるという神様でもあります。
針供養は女性のための行事ですから、ずっと続けていきたいものです。
事八日の晩には、妖怪がやってくる?
針供養が行なわれる2月8日と12月8日の事八日は、事始めと事納めの日。
東京では、正月準備を始める12月8日が事始め、正月行事が終わる2月8日が事納めといいますが、その逆の地方もあります。
この事八日の晩には、一つ目の妖怪がやってくるという言い伝えがあります。
しかし、目を粗く編んだ竹製の籠である「目籠」と「にんにく」を家の出入口に吊るしておけば、妖怪が入ってこないようにできるとされています。
一つの妖怪は、家々を訪れ、履物に判を押すのだとか。
判を押されると翌年、悪い病気にかかってしまうので、この日は履物を外に出さないようにしましょう。
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