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自分をコントロールする…
簡単そうで、実はとても難しいものです。
悲しいとき、怒りを感じたときなど、自分を制するのは難しいときがあります。
自分自身でコントロールすることが難しいのですが、時たまやり過ぎてしまった、と後悔したことはありませんか?
例えば子供が悪いことをした時、必要以上に起こってしまった….。
辛いことがあった時、必要以上に落ち込み、考え過ぎてしまい、悪循環に陥ってしまった….など。
そこでここでは、そんな自分をコントロールするための「自己暗示」の方法に関してお話したいと思います。
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自分をコントロールする方法
「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しくなるのだ」…
そんな言葉を聞いたことはないでしょうか?
人間の心と体は、密接につながっています。
悲しいからといって泣き続けていると、悲しみは一層深まっていきます。
場合によっては、悲しみにくれているうちに、体の具合まで悪くなることもあるほど…
その反対に、意識的に元気に振る舞ったり、無理にでも笑っているうちに、悲しみや苦しみがやわらいでいくこともあります。
つまり面白いから笑うだけでなく、笑っているうちに本当に面白くなることもあるのです。
それほど、人は暗示にかかりやすい生き物だといえます。
この傾向をいかせば、自分の気分の状態をある程度コントロールすることが可能になります。
たとえば、気分が落ち込み、不安な気持ちになったときは、あえて上機嫌のふりをしてみる…
無理に明るく振る舞うことは難しいかもしれませんが、なるべく大きな声を出したり、笑顔をつくってみるといいでしょう。
すると、やがて本来の明るさを取り戻せるケースが多いのです。
気分を切り替えたいときこそ、気持ちはあとからついてくると割り切って、違う自分を演じてみるのがコツなのです。
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自分をコントロールする自己暗示
時代劇を見ていると、大将と配下の侍たちがいっせいに「えいえい、お~!」と勝ちどきをあげる場面を目にすることがあります。
その際に、彼らは拳を空につきあげて大声を出していますが、実はこの動作には大きな意味があるのです。
心理学の研究によれば、自分に暗示をかけるには一定の動作をともなう方が、より高い効果が期待できると言います。
「えいえい、お~!」と声だけを出すよりも、片手を強く握ってつきあげるという動作を加えた方が、より気合いが入りやすくなるというわけですね。
この方法を意図的に利用すれば、より効果的に自分自身に暗示をかけることができます。
たとえば、夜眠れないのが悩みという人は、眠る前の「儀式」として、一定の動作を毎日の暮らしの中に取り入れてみる…
パジャマに着替える、歯を磨く、温かい飲み物を飲む、好きな音楽を聴くなど、「儀式」として行う作業は、自分が気楽にできることで構いません。
大事なのは、「これから気持ちよく眠りにつけるだろう」と自分に言い聞かせながら、一定の動作を毎日繰り返すことなのです。
心で思うだけでなく、体も一緒に動かすことで、自分の心をより効果的にコントロールできるのです。
自分の感情が必要以上にいき過ぎてしまう!と感じた時に、ぜひ思い出して行ってみてくださいね。
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