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女優の常盤貴子さんや歌手の宇多田ヒカルなど、A型の方はたくさんいらっしゃいます。
この日本で一番多いのが、このA型ですからね。
さて、そんなA型の…
「思考パターン」の長所・短所について、ここではご紹介したいと思います。
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A型「思考パターン」の長所・短所「寄り道が多い」
A型の思考パターンの特徴は「寄り道が多い」ことでししょう。
この点は短所となる場合が多いかと思います。
たとえば誰かと話をしているとき、最初はある一つのテーマで話していたのに、ついついそこから連想ゲームのように考えが飛んでしまい、話がズレてくるのです。
仕事中など、緊張感があるときはそうでもないのですが、気心の知れた相手とリラックスして話しているときなど、この傾向がはっきり現れます。
「ねえねえ、この服いいでしょ。バーゲンで安かったのよ。」
「安いっていえば、最近のデジタルカメラって本当に安くなったよね。この間A子先輩が持っていたのなんて1万円しないんだって。」
「そうそうA子先輩っていえば、田中係長と怪しいと思わない?確か田中係長の方が二歳年下だよね?」
「あ、そうだ年下っていえば…」
といった調子で、気になっていることや印象に残っていることが次々と脳裏に浮かんでくるのです。
「あれ?もともと何の話をしょうと思っていたんだっけ?」…
などということはしょっちゅうでしょう。
会話の途中で「ちょっと話は変わるけど」と話題を変えてしまうのも大抵はA型です。
一人で考えごとをしているときでさえ、一つのテーマについてずっと考えていることはほとんどありません。
「最近太ってきたし、ダイエットしなくちゃ。」と悩んでいたはずなのに、ふと気がつくと、「明日のランチはどこで何を食べようか?」と真剣に考えていたなどということは日常茶飯事。
どこか憎めないキャラクターも、A型の魅力かもしれません。
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A型「思考パターン」の長所・短所「記憶力はいい?!」
これは長所となる場合が多いかと思いますが、一体なぜ、A型の人はこのように次々と思考の内容が移っていってしまうのでしょうか?…
これには脳の「海馬(かいば)」が大きく関係しています。
A型の脳は「海馬」が活発に働きやすいという特徴を持っているのです。
「海馬」とは「記憶の収納と引き出しを司る」という脳の機能を働かせる場所です。
つまり海馬の活動が活発なA型の人は、記憶したものを瞬時に引っ張り出すことがとても上手なのです。
ただし、記憶を引き出すのが上手だといっても、自分で内容や量をコントロールできるわけではありません。
次々と記憶が押し寄せてきて、いってみれば部屋の中に記憶という書類が散乱しているようなもの…
ですから収拾がつかなくなって、考えがあっちへ飛んだりこっちへ飛んだりしてしまうのです。
A型の人が、一般的に「飽きっぽい」、「気が変わりやすい」性格だといわれるのは、実は性格が同じだからではなく、脳の機能が引き起こす「思考パターン」が同じだから…
というわけなのです。
このようなA型特有の思考パターンは、「記憶連鎖型思考パターン」といえるでしよう。
しかし思考が集中しないのでは困ってしまう…
そんなA型の嘆きが聞こえてきそうですが、何も悪いことばかりではありません。
「記憶の連鎖」がもっともいい形で出ているのが「応用に強い」という特徴でしょう。
一つのことを考えているうちに他の記憶が引き出され、「以前同じ経験をしたから。今度はこうしてみたらどうだろう。」、「あれとこれを組み合わせたらどうなるだろう。」と、連想が連想を呼びます。
その結果、思考を自分自身の力で発展させていくことができるのです。
日本が「応用技術」の分野でトップクラスに躍り出たのも、日本人の約四割がA型であることと無関係ではないかもしれません。
何かを生み出す力は多少弱くても、経験を駆使して今あるものを最高水準へと高める技術は、まさにA型の能力がフルに活かされる世界だからです。
その反面、一から何かを作り上げるのが苦手なのもA型の特徴です。
経験とその記憶に基づいて考えるA型は、何もないところからモノを考えるのが苦毛です。
誰かが出したアイデアを発展させるのは上手でも、アイデアそのものをパッとひらめかせるのは、得意ではありません。
A型の性格が「慎重」、「消極的」であるといわれる所以(ゆえん)も、このあたりにあるのかもしれません。
決してA型の人がみんな消極的なわけではなく、経験したことのないものについて思考をめぐらすこと、イメージすることが苦手なのです。
ちなみにAO型も同じように「記憶連鎖型思考パターン」を持っています。
ただ0型の特徴である「城壁型思考パターン」も持ちあわせているため、純粋なA型に比べると、感情に流される面は少ないかもしれません。
もっとも、自分の記憶や経験を中心にしてモノを考えることには、変わりありません。
「A型の割にはサバサバしている」、「A型にしては大胆」と評されるのが、AO型の特徴なのです。
A型「思考パターン」の長所・短所「理屈抜きの人付き合い」
もう一つ、A型の思考パターンで大きな特徴となるのが、「感情的」、「情緒的」な面が強いということです。
これも「記憶連鎖型思考パターン」と無関係なわけではありません。
思考が常に動いていて、一つのことに集中するのが苦手なA型は、物事を論理的に考えるのが得意ではありません。
そのためどちらかといえば、感覚や経験からくる勘が優先になってしまいます。
理屈で説得するのが苦手なため、経験を理由に「今まではこれでうまくいったから、きっと大丈夫。」と、自分で自分を納得させてしまうのです。
理系のA型でも、このような傾向は少なからずあるようです。
たとえば部下にダメ出しをするときも、理論的に「これこれこうだから こうしろ。」と指示するのではなく、「気に入らないものは気に入らない。」の一点張りだったり、「何となくよくない。」と言ったりします。
こうした「感情型」の思考パターンは「身内に甘い」という形でも現れます。
重要な会議で複数の人から意見が出ているような場合、もっとも親しくしている人や仕事上で深い関わりのある人の意見を後押ししがちなのがA型なのです。
また意見が対立したときなど、A型はプライドや意地にとらわれて感情的になってしまいがちです。
友人や仕事仲間など「身内」との関係を大切にするあまり、一度口に出したことを引っ込めることがなかなかできないのです。
日本社会では、仕事でもプライベートでも、「情」が大切にされます。
これも人間関係を重視するA型の思考パターンが大きく影響しているといっていいでしょう。
もちろん、理屈抜きで相手と向きあう、いい意味での「感情豊か」な面も持っています。
損をすることがわかっていても相手のために何かをしたりと、親身になつて付き合う優しさがあります。
理屈が苦手な分、”理屈抜き“で相手と向きあうことができるのです。
A型「思考パターン」の長所・短所「前置きが長い?!」
A型の「感情型」の思考パターンと、「記憶連鎖型思考パターン」は様々な面で顔を出します。
たとえば何かの説明をするときに、結論を最後にまわしてしまいがちなのもそうです。
特に失敗したときなどに、この特徴がよく現れます。
「家を出ようと思ったら、急に電話がかかってきてね。取らなきゃよかったんだけど大事な電話だったらどうしようって、ついつい出ちゃったのよ。そしたら結婚相談所の勧誘よ。頭にきて文句を言ってるうちに切れなくなっちゃって、やっと話が終わったら、今度はカギが見つからないの…」
などと遅刻の言い訳をさんざん並べて、最後の最後に「えっ!30分も遅れた? ごめんごめん。でも支度はちゃんとできていたのよ。」と謝罪するのです。
本人は言い訳を並べているつもりはないのですが、論理的に説明することが苦手なため、どうしても時間の経過を追って、話を進めてしまいます。
そのため、まっ先に口にしなくてはいけない謝罪が最後になってしまうことも多いのです。
A型「思考パターン」の長所・短所「我慢の人」
さらにA型の特徴といえるのが、突然の「開き直り」です。
A型の人は攻撃的な面をなかなか表に出しません。
ところが、「ここが我慢の限界」と自分で決めているポイントを越えると、一気にブチッとキレてしまいます。
このキレ方が、ハンパではありません。
勝ち目があるとかないとか、理にかなっているかとか、そんなことは関係なし…
完全に開き直って「煮るなり焼くなり好きにしろ!」と言わんばかりの態度に出るのです。
ただ、開き直るまでは我慢し続けますから、普段は「真面目」ととられがちです。
たとえ気に入らない上司であっても、我慢できる限りは指示に従って行動します。
しかし限界に達したときは、極端な場合は突然上司に退職願を叩きつけるような行動に出たりするのです。
開き直る前と後とのギャップが大きいために、周りを驚かせることは間違いありません。
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