別名を「観相学(かんそうがく)」とも呼ばれ、顔や体など、人体のつくりから、その人の性格や生涯の運勢を割り出す占いを「人相学」といいます。
占い・鑑定などがお好きな方は聞いたことがあるかもしれませんね。
さて今回はその「人相学」とはなんぞや?…という話に加えて、なぜ人相でその人の性格などがわかるのか?…という点についても探っていきたいと思います。
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人相学とは?…人相でわかるその人の性格
顔の相を見て、手の運勢を判相断する占いを俗に「人相」と呼んでいます。
しかし本来は顔だけでなく、足の裏からつむじまで、つまり観察する範囲は人の体全体が含まているのです。
体全体から何を推測するかというと、その人の「体質や気質」なのです。
体のある部位を見て占断を下す方法を観相学(人相学もこれに含まれます)といいますが、この観相学には「心(気質)と体は表裏一体」という考えがあります。
簡単にいえば、外見はその人の性格・を表わすということ…
つまり顔立ちや体格から、相手の気質を見ることができるのです。
また人相学では、顔は人体の縮図という見方があります。
たとえば、顔の中心にある鼻筋と胴体部分とを対応させたり、眉を両腕に、法令(口の両脇の深いしわ)は両足に対応させるなど、顔にはその人全体の状態が写し出されるといってよいでしょう。
では、具体的に人相からどのような性格がわかるのでしょうか?…
人相学では顔を真ん中から2つに分けてみる場合があります。
男女で異なりますが片側には母方の、もう片側には父方から受け継ぐ要素が表われます。
つまりここから遺伝的要素、また先天的性格や気質がわかるわけです。
言葉や癖が育ちや環境といった後天的要素によって形作られるのと比べ、人相では先天的に持って生まれた性格を判断することが可能なのです。
手足にくらべ、顔の筋肉などは急激に成長することはありません。
その人の日々の思考や心掛けが表情となり、時間をかけてジワジワと刻まれていきます。
先天的な土台の上に、その人個人の生き様が端的に表われるのが顔なのです。
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