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青森県ねぶた祭りの歴史とアクセス(駐車場)

目次

真夏の青森を練り歩く巨大ねぶた…
300年におよぶ「青森ねぶた祭り」の歴史を紹介しましょう。

祭事名:青森ねぶた祭り
開催場所:青森県青森市(青森市役所から青森県庁、新町通りからホテル青森を右折して国道4号線にかけて行われる)
開催日時:2017年8月1日(火)~8月7日(月)
お問い合わせ:青森ねぶた祭実行委員会事務局 公益社団法人 青森観光コンベンション協会
TEL 017-723-7211

8月1日
前夜祭・・・18:00~21:00頃(会場:青い海公園特設ステージ)
浅虫温泉花火大会・・・19:00~20:40(会場:浅虫温泉)

8月2日~8月3日
子どもねぶた(約15台予定)・大型ねぶた(約15台予定)の運行・・・19:10~21:00

8月4日~8月6日
大型ねぶたの運行(約20台運行予定)・・・19:10~21:00
※8月6日は、ねぶた大賞他、各賞を発表。また、受賞したねぶたをご覧になれます。

8月7日
大型ねぶたの運行(約20台運行予定)・・・13:00~15:00
青森花火大会・ねぶた海上運行・・・19:15~21:00頃(会場:青森港)




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青森県ねぶた祭りのアクセス(駐車場)


会場へはJR青森駅から徒歩10分となります。
また駐車場はバス専用と普通車専用があり、それぞれの詳細は下記に記載しておきます。

◇バス専用
場所:堤埠頭(臨時駐車場)
金額:無料:(バス専用)
時間:16:00~22:00(8月7日は利用不可)
距離:最寄りのねぶた運行コースまで車で約5分

場所:新田浄化センター
金額:無料
時間:16:00~22:00(8月2日~8月6日)、11:00~22:00(8月7日)
距離:最寄りのねぶた運行コースまで車で約7分

◇普通車専用
場所:サンロード青森(東側)
金額:無料
時間:10:00~22:00
距離:最寄りのねぶた運行コースまで車で約10分

場所:青森操車場跡地北側(有料臨時駐車場)
金額:1回500円
時間:11:00~23:00(8月2日~8月7日)
距離:ねぶた運行コースまで徒歩約15分




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青森県ねぶた祭りの歴史



東北三大祭りのひとつに数えられる「青森ねぶた祭」は、毎年8月2日から7日にかけて開催され、青森県の代名詞ともいえる夏祭りです。
ねぶた、つまり歌舞伎を題材にした巨大で勇壮豪華な山車(だし)を運行する迫力は、全国に広く知られています。

この祭りの正確な起源は定かではないが、現在では七夕様の灯ろう流しの変化した形だとする説が有力です。
七夕祭りは、けがれを川に流す行事で、ねぶた祭にもねぶた人形を川や海に流す風習があり、共通点は多いです。

一方でかつては、平安時代の征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)、坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)の蝦夷(えぞ)征討に由来するという考えが主流でした。
これは田村麻呂が敵を油断させるため、大灯ろうと笛や太鼓で騒ぎ立てた伝説によるものだといいます。
現在、ねぶた祭の最優秀団体を表彰する「ねぶた大賞」が、以前は「田村麿(まろ)賞」と呼ばれていたのはこのためです。

さて、青森ねぶた祭の歴史に目を向けてみると、史実に登場するのは江戸時代の享保(きょうほう)年間(1716-1735) のことです。
青森の油川において、人々が灯ろうを持って踊り歩いたとされ、これが記録に残る青森ねぶた祭の最初です。
享保年間は1700年代前半にあたるので、およそ300年の歴史を持っていることがわかります。

やがて、1800年代初頭の文化年間は、全国で町民文化が花開いた時期で、現在のような、歌舞伎を題材にしたねぶたが登場するのもこのころでしょう。
以来、ねぶたは勇壮豪華にして巨大化が進み、つれて祭りの規模も拡大。
「東北に青森ねぶた祭あり」と、広く知れわたるようになっていきます。
江戸時代のころは小さかった祭りが、今や青森の一大イベントに成長。
国の重要無形民俗文化財にも指定され、300万人にもおよぶ人出を集めています。

青森ねぶた祭で最大の呼びものとなるのは、何といっても巨大な人形型のねぷた。
おもに歌舞伎の名場面や歴史物語が題材にされ、夜間、ライトアップされたねぶたの美しさと迫力は圧倒的です。

もともとは、竹を曲げてつくった大まかな枠組みに和紙を張り、そこに筆で絵を描いていたが、指先や鎧兜(よろいかぶと)といった細部まで立体的に表すことはできませんでした。

しかし、昭和30年(1955)代に、針金を用いて細部まで立体的につくるようになってから、芸術性と完成度が飛躍的に向上。
内部の明かりも、ろうそくから電灯に代わり、美しさが際立つようになりました。
いかに見事なねぶたをつくりあげるかを追求してきた、ねぶた職人の創意工夫と技術の結晶です。

こうした、ねぶた職人を「ねぶた師」と呼び、それぞれの作風に特徴があります。
また、とくに優れたねぶた師には「ねぶた名人」という名人位が贈られ、後進の手本となっています。

現在の大型ねぶたは、大きさに制限が設けられており、高さは車つきの台2メートルを含めた約5メートル、奥行約7メートルに、横幅は約9メートルというものです。
人形の内部から鮮やかにライトアップするための電灯は、600から800個におよび、総重量は4トンに達します。
これだけの規模になると、やはり製作期間は長期にわたり、3ヵ月はかかるそうです。

ちなみに、5月上旬からねぶた祭が終わるまでの期間、青森市内の青い海公園の一角には、ねぶたを製作・収納するための小屋「ラッセランド」が設置されます。
入口が開いている小屋で製作関係者にひと声かければ、ねぶたの製作工程を見学することが可能です。
機会があれば、雄大なねぶたに息を吹き込まれていく様子を見ておいてはいかがでしょうか。

青森ねぶた祭が開催される8月2日から7日までの6日間、市内はお祭りムード一色に染まります。
その中心となるのが、2日から6日まで毎晩、街を練り歩くねぶたの運行です。
歌舞伎や武将が荒々しく描かれた大型ねぶたが運行され、その周囲ではハネトと呼ばれる踊り手たちが、ねぶた囃子に合わせて賑やかに踊ります。
ハネトを漢字で書くと、「跳人」と表せるように、飛び跳ねるようなエネルギッシュな踊り方が特徴です。

また、青森ねぶた祭では「ラッセ、ラッセ、ラッセーラーというかけ声が威勢よくあがります。
「ラッセ」の意味は、「(酒やろうそくを) いっぱい出せ」がなまって「イッペラッセ」となり、簡略化されて「ラッセ」だけが残ったものです。
どの祭りにもいえることだが、かけ声はリズミカルに勢いよく口に出せるものほど盛り上がります。
その意味では青森ねぶた祭の「ラッセ」も、実に気持ちよく盛り上がれるかけ声といえるでしょう。

ねぶたの運行コースは青森市の中心部にあたる青森駅付近で、国道4号線、新町通り、県庁通り、平和公園通りを囲んだエリアです。
2日から6日の夜間運行では、このコース全体に15台から20台のねぶたが待機しており、花火を合図に一斉に動き出します。
運行は時計周りで進んでいくので、沿道で観覧していれば、多種多彩なねぶたとハネトたちが、目の前を通り過ぎていくことになります。
運行されるねぶたの台数や順番は日によって変わるが、1台のねぶたにつき500人から1000人、多いときには2000人ものハネトが囲みます。
その華やかさと熱気には圧倒されるほどで、およそ2時間の運行はあっという間に過ぎてしまうことでしょう。

最終日の7日だけは日中の運行になるが、その年のねぶた大賞を受賞したねぶたを先頭にしてスタート。
それまでの夜間運行とは違った趣があり、ねぶた大賞の堂々たる凱旋(がいせん)も目に焼きつけておきたいところです。

大型ねぶたの運行が終わっても、祭りはまだまだ続きます。
最終日の夜間には、花火大会が始まり、8000発もの花火が夜空を鮮やかに彩ります。
さらに青森港では、ねぶたの海上運行も実施されます。
浜町埠頭(ふとう)を出航し、青森港に入港するルートで航行しており、海上を優雅に滑る大型ねぶたは必見。
夜空に上がる花火をバックに、海上ねぶたが連なる光景は幻想的でもあり、6日間にわたる青森ねぶた祭のフィナーレを飾るにふさわしい美しさです。

こうして6日間にわたる青森ねぶた祭は終わりを迎え、開催期間の観客動員は300万人を超えます。
当然、大変な混雑が予想されるので、祭りを見に行くなら宿泊先は早めに予約しておいたほうが安心です。
また、ねぶたの運行をゆっくりと見られる有料観覧席もあり、こちらは4月上旬から事前に申し込めます。

青森ねぶた祭は、開催期間が長いため観光予定を立てやすく、青森を満喫するなら絶対に押さえておきたいイベントです。
祭りの観覧日を中心に据えて、周囲の観光スポットを回れるようなスケジュールを立てるとよいでしょう。



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