あなたの周りに引きこもりの人はいませんか?
今や引きこもりという言葉をよく聞くようになりました。
このような引きこもりと呼ばれる人を生み出す原因は一体どんなことにあるのでしょうか。
また、実際、どのような症状の人が引きこもりと呼ばれるのでしょうか。
今回は引きこもりの原因と症状についてみていきたいと思います。
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心の病気かも?引きこもりの原因と症状
引きこもりと呼ばれる人は、年々増加の一途をたどっています。
引きこもりとは、「自宅に引きこもったまま学校や会社などに行かず、社会参加をしていない人」のことをいいます。
親しい人間関係が自分の家族に限定された環境で生活している状態でしょう。
現在、引きこもりの数は全国で120万とも160万ともいわれています。
年齢も10代の学生から30~40代までと広く、また、特徴もさまざまです。
自宅から一歩も出ない人もいれば、近所への買い物程度の外出はしている人もいます。
期間も、数か月の人から、10年以上の長期にわたる人までおり、一概に症状を決めつけることはできません。
引きこもりには原因によって2つのタイプがあります。
1つはうつ病や神経症、学習障害などの精神的疾患が原因で、引きこもっている場合。
もう一つは精神的疾患が原因でない場合です。
前者の場合、幻覚や妄想などを伴う場合もあり、医療機関での治療が急務となります。
後者は、社会的引きこもりと呼ばれるもので、一般に引きこもりと呼ぶ場合、こちらが多いようです。
特徴として下記のようなことがあります。
社会的引きこもりは、「なまけている」「甘えている」などと周囲から非難されがちです。
けれど、一見そんなふうに見えても、本人は大きな不安や社会への恐れで萎縮してしまっているのです。
また、長引くことでうつ症状やパニック障害などの精神疾患を引き起こしていることもあります。
こうした場合、家族の理解と、専門機関による援助がもっとも必要な手段となります。
社会的引きこもり
●いじめや受験の失敗など、引き金となるような体験がある。
●20代後半までに始まり、6か月以上自宅に引きこもった状態が続いている。
●ほとんどが不登校経験者で、それが長引く形で始まっている。
●昼と夜が逆転した生活をしていたり、不眠の場合もしばしばある。
●対人恐怖や不安感などに苦しんでいる。自殺したいと感じることがある。
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